TOPIX(東証株価指数)も年初来高値を連続更新と、相変わらず絶好調の日本株市場。値上がり銘柄数を見ても、東証1部の約1700銘柄中、1300銘柄が上がった日があるなど、何を買っても大丈夫な気が…。でも選別は必要だ!


株式市場の活況を受けて上場証券会社の収益も劇的に回復している。注目されるのは、大手証券やネット証券に押され気味だった、対面の準大手・中堅証券だ。たとえば丸三証券グループの場合、2012年3月期の営業利益は7億7200万円の赤字だったが、前2013年3月期の第3四半期(昨年4〜12月)で8億5900万円の黒字に大転換。さらに、4月30日発表の前期の営業利益は29億4400万円。つまり、1年間で37億1600万円もの営業利益が改善されたことになる。いちよし証券は2012年3月期の営業利益1億1600万円の赤字から前期の営業利益36億3100万円と、こちらも37億4700万円の改善幅だ。

一方、配当に目を移すと、極東証券の場合は、前期末の配当が72円と年間では82円配当となった。この年間配当は2012年3月期の2倍以上の増配だ。前期の業績数字、配当とはいえ、ここまでドラスティックな収益回復は『会社四季報・春号』でも予想されていない。

証券会社の株価はすでに鋭角的な上昇を見ており、株価調整のムードが漂う。しかし、証券会社は通期収益計画を決算短信では発表しない。そうした中で、今後の今2014年3月期第1四半期、第2四半期の決算では、対前年同期比でやはり変化率の高い収益が発表される可能性が高い。

これら証券各社の株価はいずれも値動きが軽いという習性があり、今後は押し目買いの有力候補ともなるだろう。

※株価は2013年5月9日現在。

今月の噴火目前株3連発!

1. スパークス・グループ(JQ・8739)
日本国内で満開状態のメガソーラー事業。20年間の全量買い取りの優遇制度により、太陽光事業自体が年6%以上で回る優秀な投資商品と化している。これをファンドにして上場金融商品にするとの構想も進んでいるもよう。20年債の運用対象としての魅力度低下も追い風に。

2. 岩井コスモホールディングス(東1・8707)
アベノミクスの恩恵で稼ぎに稼いでいるのが証券会社。なかでも割安感が強いのが同社。前期の最終利益は26億円だが、そのうち20億円を1〜3月期だけで稼いだ。四半期20億円ペースを1年間続ければ80億円、これで試算すれば今期予想PER(株価収益率)はまだ5倍台。

3. 三精輸送機(大2・6357)
レジャー消費の盛り上がりがはやされる中、関連銘柄で盲点になっているのが同社。遊園地の遊技機大手だが、大証2部のローカル性か、PBR(株価純資産倍率)0・3倍で放置されている。最低投資額も4万円前後と小さく、きっかけ次第で噴火する素地は十分!

この記事は「WEBネットマネー2013年7月号」に掲載されたものです。