認定動物看護師の資格の取り方

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認定動物看護師というのは、文字通り動物専門の看護にあたるスキルを持っている人に与えられる資格です。

今まで動物看護師の資格を与えていた任意団体の教育・履修内容がばらばらだったことから、統一した基準の認定制度が求められるようになり、2012年から獣医療の関係団体協力のもとで全国統一試験、資格認定制度がはじまりました。現在は認定動物看護師統一認定機構主催で提供されている資格ですが、いずれ国家資格として認められる可能性があります。

■認定動物看護師って、どんな資格なの?

認定動物看護師は、「動物病院の看護師さん」に必要な資格です。動物病院で入院動物の世話、診察サポート、診察や手術に使う器具の片づけや処理、動物病院内の掃除やカルテの整理、会計処理などを行ったりするのに使われます。

現在、動物病院で国家資格を持っているのは獣医師さんだけですが、獣医師さんを補助する業務にも公的な資格が必要だという社会背景や流れによって、全国統一基準の資格として作り直されています。いずれは公的な資格に発展する可能性のある資格です。

■勉強期間はどのくらい必要?

今までは専門学校に通うことなく取得できた資格でしたが、今後は動物看護の関連学校に通い、卒業していることが受験資格として必要になってきます。そのため認定動物看護師の資格を取るには、上記学校(多くが2年制)を卒業するか、認定動物看護師として3年以上の実務経験を積んだ上で資格取得に励むことになります。

また現在では、認定動物看護師の仕事に就く場合、資格を持っていなくてもつけることが多いため、動物関連の専門学校を卒業して資格を取得するか、動物病院実務で経験を積みながら資格取得に励むのかは基本的に自由です。ただし動物病院の求人内容次第で、資格への道のりが変わってくるため注意しましょう。ちなみに現在は各種団体が提供していた資格から、統一資格への移行期間中に当たり、2015年3月末までは各種動物看護団体が過去に提供していた動物看護士の資格を持っている方であれば、一定の活動や実績、講習を受け点数化してもらい、一定のレベルを満たせば認定動物看護師の資格がもらえるようになっています。

■試験内容は?

試験はマークシート方式と、コンピューターを利用するCBT方式の二種類あり、五肢択一の一般問題と実地問題からなります。

■問題の出題範囲は?

一般試験では動物の各器官機能について、疾患や障害の基礎問題、動物福祉や愛護にまつわる法律問題、看護知識、薬物知識、ペットの行動など看護学や獣医学、動物科学や実務にいたる幅広い内容から問題が出題されます。

実地試験では看護学や獣医学にまつわる画像を中心にした問題構成となっており、ペットの種類や組織、疾患や障害、治療器具などを的確に把握する能力が求められます。

■認定動物看護師の資格は、どんな時に使える?

現在は資格がなくても動物看護の仕事につくことはできますが、いずれは公の資格となり、資格を持っている人でなければつけないような職業になる可能性もあります。また認定動物看護師の求人を募集している病院によっては、待遇面で優遇される場合もあります。いずれにせよ資格を持っていた方が、新人教育にかかる一定の時間を省略できるため、今後、認定動物看護師資格へのニーズはより高まっていくといえるでしょう。

参考サイト:認定動物看護師統一認定機構「認定動物看護師」