中小企業診断士の資格を取るには

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就職や仕事に役立つ資格は実に多いもの。その中でも今回は、中小企業の支援事業に携わる「中小企業診断士」についてご紹介します。受験方法、難易度などを知りたい方は是非チェックしてみてください。

■中小企業診断士とは何か?

中小企業診断士とは、企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う職業です。国家資格、国家認定資格に該当します。中小企業と行政・金融機関等のパイプ役なども行い、専門的な知識を生かした幅広い分野で活躍しています。

中小企業診断士として活躍するには、試験の合格はもちろんのこと、取得後5年間有効期間が定められているため更新の手続きが必要になります。

現状では公的な仕事を中心に行う診断士と、民間業務を中心に行う診断士に二極化しつつあるという。中小企業診断協会が行ったアンケートでは、公的業務の割合が高い診断士が4割、民間業務の割合が高い診断士が5割、半々が1割ほどとなっています。

■中小企業診断士試験の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

第1次試験

・試験日程:毎年8月上旬ごろの2日間

・試験内容:【1日目】経済学・経済政策60分、財務・会計60分、企業経営理論90分、運営管理(オペレーション・マネジメント)90分

【2日目】経営法務60分、経営情報システム60分、中小企業経営・中小企業政策90分

※一部の科目に、他の試験合格者に対する免除措置あり

第2次試験

・受験資格:第1次試験合格者

・試験日程:筆記試験(10月)、口述試験 ※筆記試験合格者のみ

・筆記試験内容:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例1〜4、各80分

・口述試験内容:中小企業の診断及び助言に関する能力について、個人ごとに面接10分

・中小企業診断協会 中小企業診断士試験

■中小企業診断士の難易度は?

近年の中小企業診断士試験申込者数は2万人前後。合格率は、第1次試験で20%、第2次試験で25%。最終的な合格率は5%ほどなので、難易度は高いといえます。

■中小企業診断士のメリットは?

中小企業診断士は企業内診断士として需要が高く、営業や財務などで力を発揮します。資格があることで幅広い人脈作りも可能。資格取得者が少なめで、企業によっては経営やマーケティング全般にかかわることになります。一方、弁護士、税理士、不動産鑑定士などの他の士業と比べると独立開業の割合が少なめで、フリーになるのならかなりの能力が必要とされています。

■中小企業診断士の年収は?

中小企業診断協会が行った調査結果では、コンサルタント業務の稼働日数が100日以上の独立診断士の年収は501〜800万円以内が全体の約20%という結果に。3,001万円以上を除いた平均は739.3万円で、他の士業を兼業したり、書類作成などの業務を行ったりしていれば、これよりも高くなる傾向にあります。今後中小企業の活躍機会が増えれば、更に年収は上がる可能性も。