『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』
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6月に入り、一部地域では梅雨入りが宣言された。雨の日が続くと何となく気分も晴れなかったりするけれど、この梅雨が開ければ本格的な夏がスタート。海や山へと様々なレジャーを楽しみにされている方も多いかも!? そんな方々の為に、一足先に“海”を存分に感じるサーフィン映画を2作ご紹介したい。

サーフィンといえば、男性のスポーツといったイメージを持つ方が多いかもしれないが、ずい分前から女性の人気も高まり、モデルのSHIHOさんや岩堀せりさん、押切もえさん、ハリウッド女優のキャメロン・ディアスさん等々がサーフィン好きなのは結構有名な話。女優の宮崎あおいさんも先日「今年はサーフィンに挑戦したい。」と仰っていた。

ドリフト!


そして、モデルの道端カレンさんが『(作品を観て)今すぐ海へ行きたくなった!』とコメントを寄せているのが現在公開中の『ドリフト!』だ。早速ストーリーからご説明しよう。

オーストラリア西武の海辺の町に暮らすアンディとジミーは子どもの頃から波に親しんできた仲のよい兄弟。母と3人の生活は決して楽ではなかったが、家族の絆は強く、誰もが皆サーフィンを愛していた。そんなある日、兄弟は、町にやってきたJBという旅暮らしカメラマンに出会う。自由で何にも振り回されることのない彼の生き方に大きな影響を受けた二人は仕事をやめ、夢に向かって生きることを決意。しかし、その事で家族それぞれに思いもよらぬ出来事が待ち受けていた……。

兄弟の絆をドラマチックに


本作は今や、様々なサーフブランドが世界中から愛されているが、それよりもずいぶん昔、60年代後半から70年代初めの、現代のサーフィンが始まった頃を舞台に描いた感動のヒューマンストーリー。一流ブランドの実際の誕生秘話をエピソードに盛り込みながら、自宅のガレージからサーフショップへの道を歩もうとする兄弟の熱い絆を描いている。劇中では、プロ並みのサーフィンの腕前を誇る弟と、サーフィンを愛し何とかビジネスとして軌道に乗せたい兄といった個性の異なる二人の前に魅力的な女性が現れたり、街を荒らす乱暴な男たちが彼らのビジネスをジャマしたり……と、決してサーフィンを何も知らなくても楽しめるドラマティックなエンターティメント作品に仕上がっている。

見どころ


主人公のアンディとジミーの兄弟を演じるのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のマイルズ・ポラードと『エクリプス/トワイライト・サーガ』のゼイヴィア・サミュエル。日本ではまだ有名とは言えないが、きっと今後ますます活躍するであろう注目の俳優たちだ。(個人的にはお兄さんの方が福山雅治さんに似ている気がして妙な親近感が……)そして、2人が憧れる流れ者のカメラマンJBに『アバター』のサム・ワーシントンが好演(ヒッピー風の格好が新鮮!)。これまでとは違った表情を見せ作品をおおいに盛り上げている。

最後に、サーフィン映画と聞いて期待するのはやはりサーフィンのシーン。本作では、本場である西オーストラリア州南西部、大きな波が立つことで有名な世界有数のサーフスポット、マーガレット・リバーで主に撮影されたという。撮影時には世界最大級の9〜12メートルの波が来て、キャスト達はその波に乗るだけでなく離れ業も敢行。なんとか撮り終えたのだという。その迫力はぜひ大きなスクリーンで確かめて欲しい。

『ドリフト』は現在、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開中。
http://drift-movie.net/

マーヴェリックス/波に魅せられた男たち


そして、6月15日から公開される『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』も大迫力のサーフィンシーンが圧巻。それもそのはず、本作はサーフィン好きならだれもが知っている地球最大級の波<マーヴェリックス>に16歳で挑み22歳でその生涯を閉じる実在の天才サーファージェイ・モリアリティを描いたストーリーなのだ。


主人公のジェイ・モリアリティはカフェで働く母親と2人暮らし。彼は小さな頃に出会ったサーフィンが日々の生きがいになっている。そんなある日、世界最大級の大波として知られる≪マーヴェリックス≫が、自分が暮らすサンタクルーズから近くに出現することを知り、隣に住む伝説的サーファー、フロスティ・ヘッソンに大波を乗りこなせるよう教えて欲しいと懇願する。フロスティはジェイを子供扱いし取り合おうとしなかったのだが、あまりの熱心さに彼に大波を乗りこなす為のスピリッツとテクニックを伝授することに。しかしその道のりは決して容易くはなかった……・

魅力的な登場人物たち


本作の主人公の少年を演じたのは、本作がメジャー映画デビューとなるジョニー・ウェストン。マーヴェリックスに乗りたい一心で、どんな努力も厭わない少年を瑞々しく演じ、誰もが応援したくなるようなジェイを創り上げた。そして、彼の父親的存在となるフロスティには、『300』『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラー。大波を乗りこなす為のテクニックだけではなく、”精神”をも叩き込んでゆく彼の言葉は、観ている我々もハッとさせられてしまう。また彼らが徐々に築いていく親子のような関係だけでなく、ジェイは母親や恋に落ちるキムとの関係、フロスティにも妻や子供たちとの絆など、さまざまな人間模様も描かれ、観る者を飽きさせることがない。それにしても、ジェラルド・バトラー、『300』で見せてくれた体に引けをとらない鍛えぬかれた体がさすがです。

実際に撮影! 驚異のマーヴェリックス!


本作も『ドリフト』同様、サーファー達が巨大な波に挑んでいくサーフィンシーンが大きな見どころだ。

撮影は、実際にジェイ・モリアリティが暮らし波に乗っていたサンタクルーズ、ハーフ・ムーン・米、そしてマーヴェリックスで撮影され、俳優たちもサーフィンの特訓を受けて参加。ジェラルド・バトラーはスタントシーンで怪我をして入院してしまったのだとか。それほど誰もが体当たりで果敢に海へと挑戦に行く姿はしっかりとフイルムに焼き付けられている。マーヴェリックスとは一体どんな波なのか、スクリーンで見ることのできる貴重なチャンスだ。

見どころ


本作は、ドラマ部分とサーフィン部分とを分けて撮影。お互いの得意ジャンルを発揮するべく、カーティス・ハンソン監督(「L.A.コンフィデンシャル」「8 Mile」)とマイケル・アプテッド監督(「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」)が、共同でメガホンをとった。数々の大ヒット作を手がけてきた2人なだけに、一粒で2度美味しい!? 贅沢な仕上がりになっている。

また、本作のモデルとなったジェイと彼の純粋で無私の精神を慕うサンタクルーズの地元民たちがエキストラとして参加、伝説的なサーフボード・シェーパーのボブ・ピアソン、写真家のボブ・バーバーらも参加しており、純粋で無私であり続けた彼のスピリットがスクリーンに刻まれる事となった。

『マーヴェリックス/海に魅せられた男たち』
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて6/15〜公開
http://www.disney-studio.jp/movies/mavericks/

「あなたの街で上映しよう」キャンペーン実施中

以上、ご紹介した2作品はスクリーンいっぱいに広がる大きな波に興奮したい方はもちろんだが、新年が開けてもうすぐ半年、新生活が始まって2ヶ月、何かに行き詰まってしまったり、夢をあきらめそうになっている方がいたら、ぜひ、 これらの2本から決して人生を諦めなかった実在の人物たちに勇気をもらって頂きたい。もし彼や気になる人が元気がなかったら、「一緒に見ない!?」と誘ってみるのもいいかも。
(mic)