今季2勝目の松山、いったい何勝するのだろう!(撮影:米山聡明)

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<ダイヤモンドカップゴルフ 最終日◇2日◇大洗ゴルフ倶楽部(7,190ヤード・パー72)>
 「外したら蹴っ飛ばす」。同組の中嶋常幸の見えないプレッシャーを感じながら迎えた、最終18番のパーパット。ボギーでも優勝の状況だったが、これを沈めるともはやおなじみともなった拳を振り下ろすガッツポーズを繰り出した。国内男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」の最終日。首位タイからスタートした松山英樹がトータル9アンダーまでスコアを伸ばして優勝を飾った。
松山英樹の1打速報で「ダイヤモンドカップゴルフ」を振り返る!
 8番で一旦は中嶋に首位の座を奪われたものの、直後の9番で首位を奪い返してからはスキを見せない磐石のゴルフだった。「日本プロで(最終日)崩れたことが頭にあって、崩れないようにと思ってプレーした。崩れそうになっても上手くカバーできた」。10番パー5こそティショットでドライバーを握ったものの、そこからはアイアンを多用して刻みに徹しリスクをマネジメント。バーディパットこそ決め切れなかったものの、ストレスのないパーを並べた。
 最難関の17番こそボギーとしたが、危なげないゴルフで終わってみれば2打差での優勝。「日本プロの(最終日失速の原因を作った)1番のパーパットは今でも後悔している。今回は無駄な一打を打たなかったのが大きいです。後悔するパッティングもなくて、その結果が優勝につながりました」。4打差逆転を許した2週前の経験を早くも活かしての逃げ切り。松山のこれまで2度の優勝はバーディ合戦の中でのものだったが、「今回は耐えての優勝だったので嬉しいです」。この短い期間で怪物はまた一つ進化を遂げていた。
 これで今季5戦目にして早くも2勝目。ルーキーイヤーにして破格のスピードで勝ち星を重ねている。だが、どれだけ勝ち星を重ねても松山の視線はあくまで「目の前の一打をどれだけ少なく回れるか」というゴルフの本質に向けられている。賞金王を含めたこれからの偉業に向けても「一戦一戦を大事にしていきたい」と語るに留まった。
 その松山の次の目の前の一戦は、メジャー第2戦の全米オープン。「予選を通過して、日本に良い報告が出来たらいいなと思います」。耐えてつかんだ今季2勝目の経験は、“世界一のガマン比べ”とも形容される大舞台でも活かされるはずだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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