マイクとサリーの大学生時代を描く「モンスターズ・ユニバーシティ」(C)2013 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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ディズニーピクサーの最新作「モンスターズ・ユニバーシティ」が7月6日から日本公開される。ピクサーの人気作品「モンスターズ・インク」(2001)のシリーズ第2作で、主人公のマイクとサリーの怖がらせ屋コンビがいかにして誕生したのか、2人が出会った大学生時代を描く物語だ。

ピクサー作品で続編展開されているタイトルといえば、「トイ・ストーリー」や「カーズ」があり、「ファインディング・ニモ」も続編が製作進行中だ。しかし、前作より以前の物語――いわゆる“前日譚”を描くのは、「モンスターズ・ユニバーシティ」が初の試み。そのアイデアはどこから生まれたのか、監督のダン・スキャンロンが製作秘話を明かした。

「モンスターズ・インク」は、同作を監督したピート・ドクターが「当時はモンスターがいることは確信していた。特に夜になると、やつらはクローゼットの中に潜んでいたんだ」と、自身の子ども時代に感じていたクローゼットへの恐怖からアイデアを広げていった作品だった。

ドクターは「カールじいさんの空飛ぶ家」(09)を手がけた後、自ら「モンスターズ・インク」のフランチャイズ化についてアイデアを持ち出したという。そして、ジョン・ラセター(「トイ・ストーリー」「カーズ」)、アンドリュー・スタントン(「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」)、「モンスターズ・ユニバーシティ」で長編監督デビューすることになったスキャンロンと何日間もかけてミーティングを行い、そこで前日譚というアイデアと大学時代という設定が決まった。

スキャンロン監督によれば、マイクとサリーが小学生の頃から物語を描こうというアイデアも出たそうだが、話し合いを重ねた結果「たとえば『モンスターズ・小学校』という映画を作りたい……ということにはなりませんでした」という。「2人がある程度大人になってからの関係性がどうなっていったのか、そこを私たちも見たいと思う気持ちがありました。加えて、大学時代というのは自己発見の時期であり、大学は自分がどんな人物なのかそんなことに気がつく場所であると感じたからです」

大学時代という設定は、もともとの監督でもあったドクターの中にもあったもので、ディズニー/ピクサー作品のクリエイティブ面を統括するCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)でもあるラセターが、「物語のために正しい選択をすべきだ」と助言したことから、前日譚であり、かつ大学時代を描くという設定が決定。そこには、ラセター、スタントン、ドクターというピクサースタジオを初期から支える3人の首脳陣と、将来を期待される新人監督のスキャンロンが、ただかわいらしいだけはなく、幅広い世代の観客に感動を届けるため、マイクとサリーの成長を描きたいというこだわりが込められていることがうかがえる。

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