水谷豊&伊藤蘭夫妻がモスクワでレッドカーペットを踏むことに!/[c]2013「少年H」製作委員会

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妹尾河童の自伝的小説を映画化した『少年H』(8月10日公開)が、現地時間6月20日(木)よりロシアで開催される第35回モスクワ国際映画祭のGALA(ガーラ)部門で上映されることが決まった。

原作の「少年H」は、1997年に刊行され、累計発行部数340万部を突破した大ベストセラー小説。昭和初期の激動の時代に生きる家族の姿を、好奇心と正義感いっぱいの“少年H”の視点から描いた作品だ。映画化に当たりメガホンを取ったのは、『鉄道員 ぽっぽや』(99)など、日本映画界に燦然と輝く数々の名作を手掛ける巨匠・降旗康男。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)や『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(13)のヒットメーカー、古沢良太が担当している。そして物語の柱となる“少年H”の父と母を演じるのは、水谷豊と伊藤蘭。実際の夫婦である2人の共演は28年ぶりだ。

GALA部門とは、全世界よりエントリーされた作品の中から、モスクワ国際映画祭が世界の映画業界で話題を呼ぶであろう作品を選び、特別上映をする部門で、同映画祭において最もグレードの高い部門に位置付けられている。映画祭サイドは当初コンペティション部門での上映も検討していたが、『少年H』はコンペ部門のサイズでは収まらないという理由で、GALA作品に選出されたという。エントリーされた約1500本超の中から選ばれたうちの6本で、日本映画がGALA作品に選ばれたのは、2011年の『借りぐらしのアリエッティ』と本作のみ。日本の実写映画としては史上初だ。同じくGALA部門には、ブラッド・ピット主演の話題作『ワールド・ウォー Z』(8月10日公開)などが選ばれている。

公式上映は、現地時間で6月27日(木)の予定で、水谷、伊藤、降旗監督の3人が現地入りする。初の海外映画祭の参加となる水谷、伊藤の2人は連名で「日本映画が多くの海外の方にもご覧いただけることを大変うれしく、光栄に思います。この作品にかかわるスタッフ・キャストの想いを世界に届けられること、私たちにとって初の国際映画祭への参加を夫婦共に心待ちにしております」とのコメントを発表している。

先日開催された第66回カンヌ国際映画祭では、是枝裕和監督の『そして父になる』が審査員賞を受賞して話題となった。こうした日本映画が世界に広がる動きが続くのは喜ばしい限りだ。【Movie Walker】