世界遺産検定の取り方

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資格取得が実務的に必要、興味があるという方にとどまらず、生涯学習としても人気の高いのが世界遺産検定です。世界遺産検定とは、一体どのようなものなのでしょうか。

■世界遺産検定って、どんな資格なの?

世界遺産検定は2006年にスタートし、のべ受験人数は5万人以上、認定者は約2万5,000人にのぼります。世界遺産検定が人気なのは、旅行業を営む方や、旅行業者への就職・転職活動に有利に働くこともありますが、何といっても世界の文化の多様性や歴史、地理を学ぶことができるということではないでしょうか。

世界遺産検定を持つ方の中には、世界遺産の保全活動に積極的に取り組む方や、世界遺産講師を務めながら、世界遺産の保全の必要性についての普及啓発活動に取り組んでいる方もいます。生涯学習から生涯をかけた取り組みへ発展し、幅広い活躍への足がかりになることも期待できます。

■勉強期間はどのくらい必要?

世界遺産検定には1〜3級、そしてマイスターと、レベルに応じた試験が用意されており3級・2級を受験する場合は公式テキストを中心に勉強すれば、認定を受けやすいです。

1級、そしてマイスターレベルになると、公式テキストを含め国連教育科学文化機関(ユネスコ)の公式ホームページ、世界遺産委員会の会合内容などからも出題され、日本史や世界史から現代にいたる問題点などを自分の言葉でまとめる能力などが求められるため、単純に時間をかければ取得できるという内容ではありません。日頃から関心を持ち、関わりを深めていく必要があります。

■試験内容は?

1〜3級まではマークシート方式、マイスターは論述形式になっています。3級では、世界遺産の主要な100物件の過去から現代にいたるまでの流れを把握していることが求められます。また2級では物件数が増え、世界遺産の主要300物件の中から問題が出題されます。1級になると全遺産の過去から現代に至るまでを把握していることが求められ、マイスターになると世界遺産への深い理解や自分自身の価値観までも問われる内容になっています。

■問題の出題範囲は?

3級では公式テキストからの出題が90パーセント以上となっています。2級の場合も、およそ80パーセントが公式テキストからの出題となっており、残り20パーセントは時事問題や一般常識から出題されます。

1級は公式テキストからだけでなく、現在の世界遺産にまつわる問題や時事情報からも出題されるため、最新の世界遺産にまつわる情報をチェックしておく必要があります。マイスターにいたっては、自分自身の価値観や深い理解度も求められるため、自分自身の言葉で考えや理解を深めておく必要があります。

■世界遺産検定の資格は、どんな時に使える?

世界遺産検定の資格は、旅行・観光業への就職・転職PRに利用できるのはもちろん、添乗業務、カウンター業務、ツアー企画業務を行っているという方であれば、実務レベルでも役に立ちます。また生涯学習の意味でも、たとえば海外旅行が趣味だという方など、旅をより深く満喫するのに役立つかもしれません。

参考サイト:主催:NPO法人世界遺産アカデミー/共催:株式会社マイナビ「世界遺産検定」