(左から)ウォン・カーウァイ監督、真木よう子、トニー・レオン

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香港映画界を代表する俳優トニー・レオンが5月30日、都内で行われた主演最新作「グランド・マスター」のジャパンプレミアに、メガホンをとったウォン・カーウァイ監督とともに出席した。レオンの来日は「レッドクリフ Part II 未来への最終決戦」のプロモーション以来約4年ぶり。本作で本格的なカンフーアクションに挑み「大変だとは思っていましたが、実際は想像以上。クランクインの日に骨折して、完治するまでに半年かかってしまった」と現場の過酷さを告白。それだけに「今までにない達成感を得ることができた」と胸を張った。

「ブエノスアイレス」「花様年華」のカーウァイ監督が初めてカンフーを題材に取り上げ、ブルース・リーの師匠としても知られる武術家イップ・マンら実在した中国武術の宗師(グランド・マスター)たちが、激動の時代を生き抜く姿を描いた。レオンをはじめ、チャン・ツィイー、チャン・チェンら香港・中国・台湾のスターが結集した。

カーウァイ監督は「マイ・ブルーベリー・ナイツ」以来5年ぶりに日本の地を踏み、「刺激的でスリルあふれる武術映画をお見せしたいと思った。カンフー好きはもちろん、カンフー映画を見たことがない人にこそ見てほしい作品。きっとすばらしい“カンフー初体験”になるはずです」と自信のアピール。盟友であるレオンとは約10年ぶりのタッグで「イップ・マンは単なる武術家ではなく、文人でありロマンチスト。ですから、トニーを起用することは最良の選択だった。何より目が優しいですから」と語ると、ファンも拍手喝さいだ。

プレミアにはスペシャルゲストとして、出演作「そして父になる」(是枝裕和監督)が、第66回カンヌ映画祭コンペティション部門で審査員賞を受賞した女優の真木よう子が登場。レオンとカーウァイ監督の大ファンだといい「昨日からドキドキで、自分の映画よりも緊張しています。細部にこだわる映像の美しさに感動しました」。カンフーアクションにも挑戦したいと話すと「でも、大変ですよ」(レオン)、「きっとトニーがいいコーチになってくれる。特に女性に教えるのが得意だから(笑)」(カーウァイ監督)と会話を弾ませた。

また、R&BシンガーAIとシェネルが登場し、本作の日本版イメージソング「After The Storm feat.シェネル」を披露した。「グランド・マスター」は、5月31日から全国284スクリーンで公開。

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