好調な推移が続くアジアのリート市場

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近年アジアでは、経済発展やそれに伴なう賃金の引き上げなどを背景に生産活動や消費の拡大傾向が続いているほか、主要都市へと人口が流れ込む都市化の進展により、不動産の開発や取引が活発化しています。加えて、急速に発展する国同士が近接しているといった「地理的優位性」などにより、貿易拠点としての存在感を高めていることもあり、オフィスや住宅、商業施設といった不動産物件への需要が増加傾向にあります。

そうした中、不動産取引の活発化や物件需要の増加などによる恩恵を享受できると考えられる、アジアのリートへの注目度が高まっています。実際、リート市場の動きを見ると、アジアの主要なリート市場であるシンガポールと香港のリート指数は、2008年から2009年にかけて底入れした後、足元まで世界のリート指数を大きく上回る好調な推移となっています。今後も、アジアが比較的高い経済成長を続けると予想されていることに加え、アジアの物件賃料が、オフィスを中心に比較的堅調な成長を続けると予想されていることなどを考えると、その成長を反映するようなアジアのリートの上昇が期待されます。

なお、海外からの不動産投資の増加や、それに伴なう不動産価格の高騰などを抑制するために、アジア各国の政府が不動産価格の抑制策などを導入する可能性があり、リート市場への一時的な影響が考えられるものの、経済発展に伴なう中長期的なリート市場の成長を阻害するような規制にはならないとみられます。

(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)

(2013年5月30日 日興アセットマネジメント作成)

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