日本の”幸福度”、36カ国中21位--所得格差が拡大、富裕層の収入は貧困層の6倍

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経済協力開発機構(以下、OECD)はこのほど、生活の満足度や収入など国民の幸福度を示す「より良い暮らし指標」の最新版(2013年)を発表した。その結果、日本の総合順位は36カ国中21位となり、前年と変わらなかった。

同調査は、OECD加盟国など36カ国を対象に2011年から毎年実施しているもので、今回で3回目。「収入」「雇用」「教育」「仕事と生活の両立」など11分野について、国民の豊かさを数値化している。

日本の総合的な幸福度は前年と同様の21位。分野別に見ると、「安全」が1位、「教育」が2位、「収入」が6位と上位に入ったものの、長時間労働問題などが指摘された「仕事と生活の両立」は34位、「健康」は29位、「生活への満足度」は27位と下位に沈んだ。

「教育」について、OECDの学習到達度調査(PISA)を見ると、日本の生徒の読解力、数学的応用力、総合点は平均529点と、OECDの平均497点より高い。また、日本では女子の成績の方が男子より平均14点高く、OECDの男女差平均9点を上回っているという。

「収入」については、日本の平均年間家計所得は2万4,147米ドルで、OECD平均2万3,047米ドルを上回っている。しかし、富裕層と貧困層の所得格差は大きく、人口の上位20%の所得は下位20%の所得の6倍(前回5倍)以上となっている。

総合順位の1位は前年に引き続きオーストラリア。以下、2位がスウェーデン、3位がカナダと続いた。