セクハラよりも多い!?職場で深刻な女子の「マタハラ」被害

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日本労働組合総連合会の非正規労働センターが、興味深いデータを発表しています。

同連合が働く20〜40代の女性を対象に実施した「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)調査」によると、妊娠中や産休明けなどに心ない言葉をかけられたり、妊娠や出産をきっかけに解雇などをされる「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)」の被害を受けていると感じる人は25.5%にも及び、うち約半数が「相談せずに我慢している」実態が明らかになりました。

実際に受けたマタハラ、周囲であったマタハラの内容は、1位に「妊娠中や産休明けに心ない言葉を言われた」、2位に「妊娠・出産がきっかけで、解雇や契約打ち切り、自主退職への誘導などをされた」と続きます。

では、具体的にどのような被害があるのか、マタハラを受けたことのある女性に聞いてみました。

マタハラ被害者女子の声を聞いてみた

●その1:妊娠しても気遣いしてくれない

「特に男性社員は、妊婦への配慮がほとんどありませんでした。以前と変わらず重たいものを持たされたり、ランチ中に目の前でタバコを吸われたり、深夜まで残業をさせられたりと、妊娠した女性への扱いではなかったなと思います」(33歳/IT)

●その2:嫌味ばかり言われる

「妊娠中は嫌味ばかり言われました。『余裕があっていいね』とか『子どもができて羨ましい』とか、言葉の暴力のように感じました。『妊娠したらすぐに休んじゃうから困るんだよね』とも。いくらなんでもひどすぎませんか」(30歳/アパレル)

●その3:派遣切りされる

「妊娠したことが理由だと思いますが、派遣を切られてしまいました。まだ十分働けるのに……。でも派遣だから仕方がないのかなと泣き寝入りするしかなかったです」(32歳/派遣)

●その4:自主退職を促される

「妊娠を告げたところ『妊娠しながらの勤務は大変だと思うよ』などと、やんわりと自主退職を促されました。辞めてほしいんだなと感じました」(30歳/メーカー)

●その5:早退/休みづらい

「出産して職場復帰しましたが、子どもが熱を出しても早退しにくいし、休むと翌日に『何があったの?』『大丈夫なの?』など、しつこく聞かれることに耐えられません」(33歳/営業)

セクハラよりも深刻なマタハラ被害!

同連合によると、昨年のセクハラ被害は17%だったとか。
マタハラ被害の方が多い結果となっています。

妊娠・出産した女性が働きやすくなる制度が、企業のなかで整備されていくことを望みます。

(参考)
2013年 労働相談アンケートリリース
http://epochseed.sakura.ne.jp/03release/201305_rengo_research.pdf

Written by 池田園子
Photo by Nick Nguyễn