虫歯予防に効果のある食べものとは

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虫歯は、虫歯菌が口の中に残った食べ物の残りかすを食べることでできる…というのが一般的な虫歯の考え方ですが、最近ではその常識が変わりつつあり、食習慣が原因ではないかという説が出てきています。どんな食習慣をすれば、虫歯になりにくいのでしょうか。

■口の中は、酸性と中性を行ったり来たり

口の中の環境は、食事をとることで酸性にかたむき、食事後に出る唾液によって口の中が中性になります。

酸性の状態では歯が溶かされ、中性の状態では歯の修復が行われています。私たちがふだん主食として取っている御飯、魚、肉はすべて口の中が酸性になる食材です。野菜や果物、大豆などはアルカリ性になる食材です。満遍なく栄養を取ろうとすると、どうしても口の中は酸性に傾き、歯を溶かしやすい環境ができてしまうのです。

■食事をとった後、歯を直してくれるのが唾液の存在

食事をとり酸性にかたむいた口の中を、元通りに戻してくれるのが唾液です。虫歯になりやすい人は、甘いものが好きな傾向とともに、間食が多いという傾向があるのだとか。つまり、しっかり唾液で口の中を中性にしないまま、次から次へと食べものを口の中に入れるため、歯を修復する時間をとっていないのです。近年では、これが虫歯菌以外のもうひとつの虫歯の原因ではないかと言われています。

■唾液が出やすい、かみごたえのある食べ物を食べよう

東京医科歯科大学の子供の虫歯の研究によると、かみごたえのない食べ物を食べている子供ほど、虫歯になりやすいのだとか。かむ回数が多いと虫歯になりにくいのは、かむことで口の中に分泌される唾液の量が増えるからです。唾液の量が増えると、食事中に増える口の中の酸が、中和される効果が期待できます。

特にアルカリ性の野菜や果物、大豆をしっかりかむことは、効果が高いのです。また、近年話題のタニタ食堂でも「かみごたえのある」食事で、歯の病気予防をしているそうです。

■タニタ食堂から学ぶ、かみごたえのある食材の選び方

かみごたえのある食材としては、食物繊維が豊富な野菜、きのこ類、海藻、玄米などが該当します。食物繊維が豊富な食材は、自然とかむ回数が増えるからなのだとか。タニタ食堂ホームページにて、かみごたえ度による食材一覧が紹介されていますので、参考にしてみてください。

・タニタの社員食堂の秘密。

■タニタ食堂から学ぶ、かみごたえは食材の切り方と調理方法でも演出できる

タニタ食堂では「かみごたえのある食事」を提供するために、食材はごろっと乱切り、大きく切るという切り方をされているそうです。また調理法では、シャキシャキ感を残す、歯ごたえが残る程度で加熱をストップする工夫をされてるとか。歯ごたえにこだわった切り方と調理方法はダイエットにも効果的なのだそうです。虫歯予防とダイエット、どっちも気になるという方はうれしい一石二鳥効果が期待できそうです。