『オブリビオン』でトム・クルーズと共演したオルガ・キュリレンコ

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トム・クルーズ主演のSFアクション映画『オブリビオン』(5月31日公開)で、魅惑的なヒロインを務めたオルガ・キュリレンコ。『007 慰めの報酬』(08)のキャンペーン以来、約4年半ぶりに来日した彼女にインタビュー。トムとの撮影裏話や、バービー人形のようなパーフェクトバディの秘訣について聞いた。

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『オブリビオン』の舞台は、エイリアンの攻撃を受けて壊滅した2077年の地球。人類は他の惑星に移住したが、ジャック(トム・クルーズ)は高度1000mの上空から地球を監視する任務を遂行している。オルガは、ジャックの運命の女性役を好演した。完成した映画を見た感想を尋ねると、「息を飲むような美しさに驚いたわ」と嬉しそうに語った。

近未来の世界観や、複雑なストーリーテリングに戸惑いはなかったのだろうか?「最初は、想像力を使っても想像しがたいところがたくさんあったわ。でも、監督と話して、いろんなイラストなどを見せてもらったら、だんだんイメージがつかめていったの。それらは全部プリントアウトして、住んでいたアパートの壁に貼ったりしたわ」。

トムとの共演はとても楽しかったという。「トムがいてくれたおかげでやれたこともたくさんあったわ。特にバブルシップのシーン!実は私、ジェットコースターとかが大嫌いなんだけど、あれに乗ると、まるで洗濯機に放り込まれたような感覚の動きになるから、全然楽しいとは思えなかった。でも、さすがはトムよ。怖いもの知らずで、今までアクションは何でもこなしてきたから、すごく私を安心させてくれたし、忍耐力をもって接してくれたわ。トムは私をすごく支えてくれたの」。

また、トムとバイクを二人乗りするというアクションシーンも見ものだ。「私はもともとバイクは乗れるの。だから、あのシーンはバブルシップのシーンほどクレイジーじゃなかったから、撮影は楽しかった。でも、(ロケ地の)アイスランドの砂漠をスピードを出して走っていくと、小石の突起などがあって、結構飛び跳ねるのよ。トムは優秀なドライバーだけど、飛び跳ねる度につかまってなければいけなくて。一瞬手が離れてしまった時、慌ててトムが握っているハンドルを上からぐっとつかんでしまったこともあったわ(笑)」。

近作『故郷よ』(11)は、チェルノブイリの原発事故をモチーフにした作品ということで、ウクライナ出身のオルガはヒロイン役を熱望したそうだ。本作ではSF映画のヒロインを演じ、テレンス・マリック監督作『トゥ・ザ・ワンダー』はラブストーリーだ。彼女はいつも出演作をどんなふうに選んでいるのだろうか?「映画って、娯楽作と何かを学べるような重い主題がある作品と2種類あるわ。軽いエンタメ系の映画も楽しいけど、時にはちょっとシリアスでディープな映画にも出演したいと思っているの。いずれも、出演作を選ぶ際に大切にしているのは、ストーリーかキャラクターが自分の心に触れるかどうかね。本作は、恋愛の要素に惹かれたの」。

最後に、美しいプロポーションを保つ秘訣について聞いてみた。「母に感謝のひと言ね。母は年を取ってもいまだに美しいから。私もあの年になった時、あのくらい綺麗でいたいと思える母なの。私は、普段全然運動もしてないし、食事も好きなものを食べているわ。もちろん、今回の役作りでトレーニングはしたけどね。また、頭がしょっちゅう回り続けているタイプだから、考えることで脂肪を燃焼しているのかもしれないわ」。

終始、愛くるしい笑顔と、ゼスチャーなどを交えて、楽しいトークを繰り広げてくれたオルガ。奇跡のようなバディに、親しみやすい人柄が加われば、もはや向かうところ敵なしである。オルガの言うとおり、本作はSF超大作だが、深淵的な愛も深く掘り下げた作品にもなっているので、女性にもお勧めしたい。【取材・文/山崎伸子】