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モータースポーツの最高峰フォーミュラ・ワン。あまり観戦に興味がない人でも、1度くらいはF-1の噂を耳にしたことがあるだろう。“伝説の貴公子”アイルトン・セナや、今年限りで引退を表明した“皇帝”ミハエル・シューマッハ、後藤久美子のパートナーであるジャン・アレジなど数々の英雄と、忘れられない多くのドラマを生み出してきた。
F-1とは、速さはもちろん、マシンの性能、ドライバーの能力、レース途中にピットで行われる給油やタイヤ交換等のチーム力など、総合的な技を競うスポーツ。男性がちな世界ということや、マニア向けのスポーツという先入観から、興味を持っても「ちょっと近づきがたいかも…」と感じている女性もいることだろう。

だが実際には、会場でもおしゃれな女性を見かける上、特に海外ではマニア向けスポーツというイメージもない。TVでの放映を見れば、各国の人々が思い思いのスタイルでこのお祭りを楽しんでいる姿を目にする機会もあるはず。最も華やかといわれるモナコグランプリでは市街地でレースが行われるため、コースとなった一般道沿いのホテルから観戦する人や、ハーバーのヨットから優雅に水着姿でレースを楽しむ人も。

また、生まれ故郷であり本拠地であるヨーロッパでは、ゴージャスでファッショナブルな社交としての一面も併せ持つ。もともと上流階級の娯楽として発展した歴史のあるモータースポーツであるだけに、歴史と格式あるスポーツとして認識されているのだ。

最高速度は300キロ以上にも及ぶという危険と隣り合わせのレースには独特の緊張感が漂うものの、セレブリティゆかりのスポーツだけに、本戦前後に行われるイベントはラグジュアリーでゴージャスだ。今年、日本グランプリの直前にはお祭り好きなレッドブル・チームが、日本入りしたドライバーを囲んでのパーティや、渋谷で人力車レースなどを開催。各国のイベント、そしてパドックには、ドライバーたちの異文化体験の指南役として各開催国で選ばれた才色兼備のバイリンガル女性10人“Formula Una(フォーミュラ・ウナ)”を招待し、サーキットをグラマラスに演出していた。

元ドライバーの鈴木亜久里が率いる新チーム、スーパーアグリの参戦や、日本での本格的なF-1開催が20年目を迎えたことなどから、いつもより注目を集めた2006年のフォーミュラ・ワンも10月22日にフェルナンド・アロンソ(マイルドセブン・ルノー)の優勝で幕を閉じたばかり。“最強の男”ミハエル・シューマッハが今季限りで引退を表明していたこともあり、世代交代の色が濃くなったF-1。日本グランプリも来年からは、静岡県の富士スピードウェイに会場を移し、新時代の幕開けを迎える。ホンダ、トヨタ、スーパーアグリとジャパン・パワーの成長が目覚しい今、日本でのF-1人気は今後もますます盛り上がりを見せるはず。この大波にお乗り遅れのなきように!




毎年、世界数箇所で開催されるグランプリだが、2006年は欧州、南米、アジアなど18ヶ所で開催された。同じチームから出走できるドライバーは二人。レースごとに、6位までの入賞者には1〜10ポイントが与えられる。各レースでの勝者を決めるだけでなく、このドライバーズポイントを加算していくことで、年間で最も多く得点を獲得したドライバーにワールド・チャンピオンの称号が与えられる。そして、チームに属する二人のドライバーが獲得した合算であるコンストラクターズ(製造者)ポイントで、最高点をとったチームがその年の優勝チームとなる。ドライバーは男性のみというルールはないので、過去には女性ドライバーのエントリーも。今後に期待!






F-1が、そしてレーサー達がどれだけ敬意を払われているかというわかりやすい例がある。各開催国の中でも最も華やかな舞台を提供しているモナコ公国は、無税であることから世界有数の高額所得者が住むことでも知られている国。魅力的な国だけに、市民権を得ることはことのほか難しいとされ、選ばれるのはかなり高額な所得を持つ実業家やアーティストなど。だが、F-1のドライバーはその地位と数億円という年収ゆえに、無条件で市民権が得られるのだ。それほどまでの栄誉と尊敬を集めるスポーツであるため、各国の王族や皇族、セレブリティとの交流も盛ん。レース当日はもちろん、関連イベントには多くの著名人が顔を出す。

高度で複雑な要素、そして大きな危険が絡み合うため、勝者には最高の栄誉が与えられるF-1レース。最高の技術を駆使したマシンの制作費は一台につき億単位。現在参戦しているのは、フェラーリやBMW、ルノー、日本からはホンダ(1964年〜)や、2002年にトヨタ(2002年〜)などの自動車メーカーはもちろん、エナジー・ドリンクで有名なレッドブルといった世界的な企業たち。かつては、ジャガーやアルファロメオ、ポルシェやマセラッティにメルセデス、ベネトンなども参戦しており、世界に進出している企業には市場へのアピールにおいて欠かせない戦略のひとつになっている。

2007年は10月7日に行われる日本グランプリを含めた、全17戦(オーストラリア、マレーシア、バーレーン、スペイン、モナコ、カナダ、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、ハンガリー、トルコ、イタリア、べルギー、中国、ブラジル)となる模様。12月にスケジュールが決定すると、来春にはチケット発売も始まる予定。興味がある方はさっそく来年から、魅惑の世界に足を踏み入れてみてはいかが。日本グランプリのチケット発売については今後、富士スピードウェイのwebサイトでこまめにチェック。周辺の宿はすでに予約が埋まり始めているとのことなので、行動は早めに!

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