恥知らず

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暴力やお金の不祥事で揺れる全日本柔道連盟で、今度はわいせつ事件ときた。福田二朗理事(東京都柔道連盟会長)が酔って女子選手にキスをしたというのだが、これが1年半も前のことだ。なぜいまごろ明るみに出たのか。ここに連盟の体質があった。23日(2013年5月)に都内で「スポーツ団体のガバナンス」に関するシンポジウムで都内で開かれ、バルセロナ五輪の柔道銀メダリストの溝口紀子氏が「全国大会に出る選手から、全柔連理事に性的暴力を受けていると相談を受けた」と明かした。

1年半もなぜ問題にならなかったのか?被害女子選手に役員「言ってもムダ」

溝口氏に話はこうだ。2011年11月、柔道大会が終わったあとの打ち上げの帰り、地下鉄のエレベーターで福田理事が選手(30代)に抱きつきキスを迫った。駅のトイレに逃げ込んだ女性を「出てこい」と脅し、さらにタクシーで追うなどまでしたという。

2、3日後にすれ違いざまに「悪かった」「ごめんね」と声をかけ、「申しわけなかった」といったこともあったという。「被害者は『謝罪じゃないだろ』といっている」と溝口氏は話す。選手は都柔道連盟の役員などに相談したが、「やってもムダだから」と表立った対応はなかったという。

福田理事(77)はおととい(25日)会見で事実を認め、「酒を飲み過ぎたことでたまたまそういうことが(起きた)。自分のしたことなので辞任させていただきます」と話したが、「バカですからあまり深くは考えていなかった。長いこと悩んだ」などととりとめがない。「酒の上で、男だからパーッとなってキスしようとしたんじゃないかな。酔っぱらっててよくわかんないけど。(嫌がってたか質問されて)喜んでれば文句いわないでしょ。フッフッフ」

所太郎レポーターが「なぜ1年半も経ってから問題になったのか」と質問すると、福田氏は「全柔連のセクハラ対策部会が4月20日ころから開いた。風通しがあったから、そこにいったんじゃないかと」と答えた。女子選手に対しては「辞めた人間ですから関わりはもちたくない。会う機会があれば謝罪する」

全柔連は24日にこの問題で「特別調査チーム」を招集し、双方から聞き取りをして週内に処分案を出し、6月11日の理事会で決定するという。

女性理事ゼロでやりたい放題の無法競技団体

青木理(ジャーナリスト)「この会見を見て納得した人はひとりもいないと思う。風通しだとかひどいですよ」

石原良純(タレント)「2人はどういう関係なの?」

所「職場の上司と部下。それと選手と理事」

石原「二重の上司なんだ」

司会の羽鳥慎一「都の会長なので、役員にいってもムダだよといわれたといいますね」

調査チームの一員の北田典子さん(ソウル銅メダリスト)は「それは聞いてないが、解決できなかったのは問題です」という。

石原「女性の理事はいないのですか」

北田「いません」

石原「体質的なものを感じますね」

北田「それをやっていかないといけないんですね。個人ではなくて柔道界全体が意識を向上させないと」

赤江珠緒キャスターが珍しく「理事の会見は恥を知らない内容でした。感覚としてずれてる」と気色ばんだ。

北田「理事としての責任感に欠けてると感じますよね。1人ひとりの考え方が重要です」

あらためて、77歳でねえと思ってしまう。