米国男子シニアメジャー「全米プロシニア選手権」で井戸木鴻樹が日本人史上初となる米国メジャータイトルを獲得する快挙を達成した。
井戸木が優勝した「全米プロシニア」はゴルフネットワークが独占放送!
 首位と5打差でスタートした井戸木は、6バーディ・ノーボギーの“65”でスコアを6つ伸ばしトータル11アンダーでホールアウト。クラブハウスリーダーとなって後続を待った。その後首位からスタートしたケニー・ペリー(米国)らがスコアを落としたため、シニアでは日本人初となるメジャータイトル王者となった。
 日本人として初めて立ったメジャーの表彰式では日本語でスピーチ。「アメリカは初めて。ファーストタイム(笑)。英語もしゃべれない。でも本当にアメリカの選手とどんな戦いができるか、トライするつもりで今回は来た」と51歳は初々しく笑顔を見せた。
 井戸木は82年にプロに転向。レギュラーツアーでは通算2勝を挙げて、50歳を迎えた昨年から主戦場をシニアツアーに移した。シニアルーキーとなった昨年はツアー最終戦の「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」でシニア初優勝。賞金ランキングは尾崎直道に続いて2位だった。
 正確なショットが持ち味だ。レギュラーツアーでは記録を計測し始めた01年から2011年までに7回もフェアウェイキープ率1位を記録した。パワーゴルフ全盛となった近年は長尺ドライバーや男子では珍しい数種類のフェアウェイウッドを駆使。6本のウッドを入れてレギュラーツアーに出た際には「ウッドが6本。六本木ですわ」と関西人らしく笑いながら若手プロ達と渡り合った。
 井戸木はこれで2013年の全米シニアオープン、全英シニアオープン、そして米国男子メジャー全米プロゴルフ選手権への出場権を獲得した。07年、08年にはケガも経験し決して華やかな道を歩いてきたわけではない。それでも、自分のスタイルを貫いて戦い続けた日々が大きなタイトルとなって結実した。
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