株式会社博報堂DYホールディングスが20日、「全国ソーシャルメディアユーザー1000人調査」の結果を発表しました。調査対象は2013年2月にTwitter・Facebook・mixiのいずれかを週1日以上利用する、全国10代〜60代男女1080人を対象に行ったもの。

■1日の平均ネット利用時間とSNSにかける時間

それによれば、1日辺りのインターネットサービスの平均利用時間は219分。そのうち、最も利用時間が長かったのはSNS(Twitter・Facebook・mixi・LINEなど)で一番多く(78分)、Yahoo!・Googleといった検索、ポータルサイトやYouTubeなどの動画サイトを越える利用時間であることが分かりました。

なかでも、SNSを主にスマートフォンで利用する「スマホ派」は全体の40%。主にスマートフォンでSNSを利用する人は、主にPCで利用する人に比べて「SNSの利用時間が長い」とのことで、いまや私たちにとってスマホとSNSは切っても切れない関係にある、ということがこれらのデータから見て取れますね。

そこで今回は、私たちに身近な存在のスマホを安全に利用するためにも、SNSで気をつけたいNG行動を4つご紹介したいと思います。

■ GPS機能をONのままにしている

GPS機能をONの状態にしておくと、個人の位置情報が特定されてしまう危険性が高いので注意が必要です。特にSNSでは、撮った写真をそのまま載せてしまうことや、アプリによっては自分の今いる位置情報をうっかりSNS内に晒してしまう危険性があります。撮影する際&アプリを使用する際は、GPS機能がOFFになっているか、逐一確認するようにしましょう。

■ 知らない人からの友達リクエストを承認する

SNSを始めたばかりのユーザーは要注意です。まだ知り合いがいない段階で友達を増やしたい気持ちは分かりますが、だからといって見知らぬ人からの友達リクエストをうっかり承認してはいけません。でないと友達リストを伝わって、関係のない友達リストの方にまで迷惑をかけてしまう可能性があります。個人情報の漏洩リスクを抑えるためにも、ちゃんと知り合いなのかよく見極めたいですね。

プライバシーを簡単に書き込む

SNSは気軽に自分好みの情報共有ができるところが最大のメリットです。そのため、プライベートな内容を安易に呟いたり、衝動的に書き込んでしまう方が多い傾向にあります。使い始めたばかりは警戒心を持っていても、使い慣れていくと徐々に緊張感が薄れてしまいます。常に誰かが閲覧していることを念頭に置いて、最低限のマナーを持って活用したいですね。

SNSを使い終わってもログアウトしない

米国Symantecが24ヶ国、1万3018人に成人(18歳〜64歳)オンライン・ユーザを対象に行った調査によると(日本からは500名が対象)、日本ユーザーの61%が「SNSのセッション後にログアウトしない」と回答しています。

SNSによっては一定以上の操作が行われないとログアウトの処理をしてくれるようですが、自分以外のユーザーに不正に利用されないためにも、ログアウトは習慣づけるように気をつけましょう。

ほかにも、リンク先を確認しないで情報を拡散するなど、まだまだSNSを利用するうえで注意したいことはたくさんあります。個人情報の漏洩を防ぐためにも、ほかのユーザーに迷惑をかけないためにも各ポイントに気をつけながら、楽しく有意義にSNSを活用したいですね!

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「スマホのリスク!元恋人がストーカー化する恐怖の実態

 

■参考ページ

「1日あたりのSNS利用「スマホ派」は104分、「PC派」は58分〜博報堂DY調べ」(Impress Watch)

「SNSに潜む危険と無防備な日本人、61%がログアウトしないで『セッション終了』」(Computerworld)