映画大国インドで歴代興行収入No.1を記録した『きっと、うまくいく』 (C) Vinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved

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映画大国インドで歴代興行収入No.1を記録し、世界各地でリメイクが決定している『きっと、うまくいく』が18日に日本上陸。本作は、スピルバーグ監督に「3回も観るほど大好きだ」と絶賛され、ブラッド・ピットも「心震えた」とコメントするなど世界各国であらゆる人々を虜にしている。

本作はインド屈指のエリート大学を舞台に、大学時代の親友3人が巻き起こす珍騒動を描く感動エンターテイメント。映画評論家・町山智浩さんとインド・ネルー大学卒業のプラサード・バクレさんが、23日に開催されたトークショーで本作のテーマでもあるインドの教育制度や競争社会について触れながらその魅力を語った。

本作の舞台となっているインド工科大学は、インドのIT教育を象徴するブランドとなっており国際的にも非常にレベルが高いことが知られている。町山さんが「この大学に落ちて、”しょうがない”からMIT(全米屈指のエリート名門校)に行く、という感じですよね」と語ると、プラサードさんは「非常に競争率が高い。50万人中1万人しか受からないんです」と映画にも描かれているインドの学歴社会の厳しさを語った。

話は学歴社会の過酷さゆえの”インドの影”の部分へと進んだ。プラサードさんは「若い人の自殺は全体の4割くらい」「(自殺は宗教的に)許されていません。自殺未遂した人は、まず病院に運ばれますが、その次に、逮捕されるんですよ」とインドの実情を明かすと、町山さん同様会場も驚きに包まれた。

最後に本作の魅力について聞かれると、町山さんは「『Aal Izz Well(アール イズ ウェル)』と歌って踊るところですよね。タイトルにもなっている『きっと、うまくいく』という意味なんですけど。これの何がすごいって、日本にもあるんですよ! 植木等さんが『そのうちなんとか、なーるだろう〜!』と歌って踊ってるんですよね。日本でやっていたことを、何十年後にまたインドでやってるっていうのがスゴイですよ!」と日本人にも共感できる本作の魅力を語り、トークショーを締めくくった。

■『きっと、うまくいく』
シネマート新宿より全国大ヒット公開中
(C) Vinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved【ハリウッドニュース編集部】