[其ノ三 投信実践編]アジアの成長を取り込むファンドが好調
アジア地域全体の経済発展は中国だけでなく、インドネシアやベトナムなど成長著しい。今、アジア投信ならこの2本!


長期にわたってリターンを期待するなら日本を含めたアジア投資が有効

日本を含むアジアの成長力に着目したファンドが「日興グラビティ・ファンド」と「日興JFアジア・ディスカバリー・ファンド」です。「日興グラビティ・ファンド」のグラビティとは、第1回ノーベル経済学賞を受賞した経済学者のヤン・ティンバーゲン氏の「2国間の貿易量は、経済規模が大きく、距離が近いほど大きくなる」という考え方である「グラビティ(引力)理論」のこと。グラビティ効果によって、企業収益が期待される日本を含むアジア企業の株式に投資します。

銘柄選定は、日興アセットマネジメントがグラビティ理論を活用して算出した国別配分比率を参考に、運用会社のフィデリティが最終的な国別配分を決定し、現地に密着した企業調査を行なうボトムアップリサーチにより厳選します。

グラビティという言葉のなじみは薄いかもしれません。しかし、世界の中で著しい成長を遂げている地域がアジアであり、その成長に日本企業が強く関わっていることは日々のニュースなどで誰もが知っていることだと思います。

投資対象の国別構成比は日本29・2%、中国28・9%、韓国12・7%、インドネシア9・2%(2月28日現在)となっていて、業種では情報技術、金融、一般消費財・サービスが上位を占めています。

同様に「日興JFアジア・ディスカバリーファンド」の投資対象も、アジア全体の成長を取り込みながら伸びていく日本を含むアジア各国の企業です。JPモルガン・アセット・マネジメントが市場環境に合わせたベストアイデアで銘柄を発掘し、ボトムアップアプローチを重視した運用を行ないます。グラビティもアイデアの一部ではありますが、もっと幅広いシナリオを自由に描いて銘柄選定を行なうところに違いがあります。

国別構成比は日本27・1%、中国17・9%、香港13・8%、韓国10・2%(同)など。業種別では銀行、不動産、自動車・自動車部品が上位です。

投資の基本は、成長が期待される国や地域に投資資金を振り分けて、大きな果実を得ることにあります。現時点の成長の中心はアジアですが、その大きな恩恵を受けている先進国は日本です。

この2本の投資信託を3年、5年という長期のコア資産として保有していただくことで、アジアと日本の両方の果実を得ることができるでしょう。



角川真司(SHINJI KADOKAWA)
SMBC日興証券 アセットマネジメント・マーケティング部長

1991年日興證券に入社。いくつかの支店を経て、コンサルタント課長、支店長などの経験を積みながら、2011年リテール事業推進部副部長に。12年3月より現職。



この記事は「WEBネットマネー2013年6月号」に掲載されたものです。