大人びたクールビューティーのイメージから脱却?/[c]2013「くちづけ」製作委員会

写真拡大

現在放送中のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも出演し、2012年から注目を浴び続けている女優の橋本愛。『Another アナザー』(12)では謎めいた眼帯の美少女、『さよならドビュッシー』(公開中)では全身に火傷を負いながらピアニストを目指す少女、さらに『貞子3D』(12)では貞子役など、比較的物静かで、どこか影のある役柄を演じることが多かった。だが、5月25日(土)公開の『くちづけ』では、これまでに見たことのないほどに弾けた演技を披露している。

【写真を見る】橋本愛の「パンツ一丁で町内走り回ってやるよ!」の真意とは!?

『くちづけ』は、2012年に解散した人気劇団・東京セレソンデラックスの舞台を堤幸彦監督が映画化した心温まる人間ドラマ。知的障害者の自立を支援するグループホームひまわり荘を舞台に、ある父娘と住人たちとの交流を優しく描き出している感動作だ。橋本は、グループホームの主人で医師でもある国村先生の娘はるかに扮しているが、これがとにかくエネルギッシュ!制服のスカートの下にジャージのハーフパンツを履いて建物内をところ狭しと駆け回り、叫びまくる、誰もが驚くようなキレ演技なのだ。

キレ演技と言っても、怒っているわけではなく、まるで子供たちをまとめあげるサバサバとしたお姉さんのような雰囲気。グループホームの住人たちの世話を手伝っている心優しい彼女は、自分より年上の知的障害者たちに様々な物事を言い聞かせるため、とにかく声を張り上げるのだ。「アタシの言うこと聞けないの!?」と、ちょっと強気に迫ったり、時には「パンツ一丁で町内走り回ってやるよ!」なんて際どいセリフも叫んだりと、見ているだけで爽快。ちょっとした勘違いから、竹中直人演じる“いっぽん”にキレて、勢いにまかせ怒鳴りまくる場面があれば、不測の事態に慌ててしまい、右往左往する可愛らしい姿もあり、存分に目を楽しませてくれる。

これまで演じてきた役柄やそのルックスのせいか、落ち着いた大人なイメージがあった橋本愛だが、そもそも彼女は17歳。元気一杯な女子高生として、これが等身大の彼女とも言えるだろう。こっちが素なのかも?と思ってしまうほどナチュラルな、橋本愛の新境地をお見逃しなく!【トライワークス】