アッシュ・ペー・フランス(株)場と間事業部が主催する、インテリアの合同展示会「場と間vol.4」は、5月22日(水)、東京・原宿のラフォーレミュージアム原宿にて開幕、同26日(日)まで開催されている。「場と間」は、2010年から開催されている、デザイン、アート、プロダクト等の合同展示会。今年から、5月と10月の年2回開催となり、プロのバイヤーはもとより、ファッションとインテリアに敏感なエンドユーザーの注目が高まっている。
初めての5月展は、テーマに「クリスマス」を選んだ。年末のホリデーシーズンに向けた仕入れのため、早い時期に展示会が開催される欧米市場と違って、日本ではクリスマスに特化した展示会がないことから、「場と間」から高感度な新しい日本のクリスマスを提案し、大いに盛り上げていくことを狙ったものである。

ラフォーレミュージアム原宿の会場では、同社のファッション合同展示会「rooms」のインスタレーションでお馴染みの「扉の向こう側」が、クリエイティブオフィスklokaとのコラボにより、壮大なジオラマを展開して、来場者の度肝を抜いている。これは、子供が見た夢の設定で、美しくてちょっとコワイ、謎の惑星のクリスマスを表現したもの。造形には3Dプリンターの技術を利用。動き回る鉄道模型や、音と光、煙、レトロな映像などを駆使して、観る者の五感に訴求するものだ。

ユニークな出展者としては、ニューヨーク・ブルックリン発のベビー&キッズ向けアルパカニットブランド「oeuf(ウフ)」がある。「oeuf」のかわいさは、若いママ層はもとより、まだ子供がいない女性たちにも注目されている。例えば、二子玉川の店舗では、ベビー用のブーティがインテリアとして売れているほか、耳当てのあるフードを、お気に入りの縫いぐるみに着せて楽しむといった、ファッション・雑貨・インテリアの“キワ”的なトレンドが垣間見えるようだ。
また、同じくブルックリンを拠点とする「CORAL & TUSK」は、動物をモチーフにした繊細な刺繍が特徴のファブリックを、クッションカバーなどで展開。どこかシュールな表現は、来場した若い女性たちから、「かわいくないところがカワイイ〜」との声が上がっていた。使い続けるエコロジーをコンセプトとする「Quaint Design」では、ハードカバーの古い洋書についているジャケットに、布張りとコーティングを施してリサイクルし、ブックカバー、ティッシュペーパーボックスカバーなどとして提案。これらは、東京・駒場の古書店に併設の売場「Brick Parlor」において小売されている。このほか同社では、アルミ・ブリキ・皮革等々の廃材をリサイクルして、アンティークなデザインが魅力のステーショナリーなどとして提案している。
とにかく、非常に目を惹くディスプレイなので声をかけた「MARCOMONDE」((株)ドロワー)は、靴下のデザインブランド。カラフルな靴下で作ったクリスマスツリーや椅子張りなど、楽しいスタンドとなっている。なお、同社は今回、「場と間」の公式ビジュアルも担当している。
有名なブランドでは、H.P.Decoが展開するフランスのデザインユニット「ツェツェ」のアイテムが注目された。パリ国立工芸学院で出会ったカトリーヌ・レヴィとシゴレーヌ・プレボワは、生活の中から着想を得て、自分たちが欲しいものだけをつくるという流儀で、「コレット」のレストランの食器をプロデュースしたり、映画館の内装を手掛けたり、ジャンルを超えた活躍を見せている。今回は、彼女たちの人気を不動のものにした、試験管を連ねたガラスの花器や、照明、食器など、コレクションの幅広いアイテムが集約され、展示された。