4月から約2ヶ月が経ち、ようやく新しい環境にも慣れてきた今日このごろ。しかし、中にはまだ周囲と上手く馴染めない、人見知りの人もいるのではないでしょうか。

「あまり親しくないクラスの子と偶然帰り道が一緒になると、一緒に帰るのを避けるため『忘れ物をした』とわざわざ学校に戻っていた」

 自身を"人見知り"と称するイラストレーターのべつやくれいさんは、著書『ひとみしり道』で、幼少期の思い出を打ち明けています。これは著者が小学校低学年だったころのお話ですが、"学校"を"会社"に置き換えると、「あるある」と全国の人見知りの方から共感を呼びそうです。

 べつやくさんによると、「日本人の10人のうち9人は人見知り」。少子化や核家族化という社会現象も、少なからず影響しているかもしれません。

 とは言っても、できれば人見知りをせず、上手に周囲の環境に馴染んでいきたいもの。そこで、推奨したいのが「一緒に食事をとる」という方法です。岐阜心理カウンセリングルームによると、食事を共にとるということは、緊張感を和らげ、親近感を生み、相手に対して受容的な気持ちにさせるそうです。「同じ釜の飯を食う」ということわざがあるように、食卓を共有することは共感を抱きやすく、その人と親しくなるための近道と言えるでしょう。

 それがたとえ初対面の人であっても、心を通わせるきっかけにもなるのです。5月20日にサービスを開始したばかりの『KitchHike(キッチハイク)』は、初めて出会う人に、自身の手料理をおもてなしするという体験ができるサイトです。サイトには、料理を提供したい人の食卓が登録されており、料理を食べたい人は気にいったところに予約することができます。

 実際に、モニターとして初対面の夫婦2人に料理を提供した女性は、「私が着席するころには、お互いの気持ちがほぐれていたので、ちょうどよいテンションで楽しくお話しすることができてホッとしました。(中略)知らない人同士でも、ご飯を一緒に食べながら話すと距離感がぐっと近づきますね」と述べています。

 人見知りには少しハードルが高い?と思ってしまいそうですが、克服したいならチャレンジしてみる価値あり。食事を通じて、人と人との心が通じることを確認できるチャンスかもしれません。

【関連リンク】
・KitchHike
https://kitchhike.com/



『ひとみしり道』
 著者:べつやく れい
 出版社:メディアファクトリー
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