1万6000円直前の急落はなぜ起こったか?

 日経平均は大暴落。1143.28円安の1万4483.98円で取引を終えた。

 下落幅は2011年3月の震災後や08年10月のリーマン・ショック後を超え、ITバブルが崩壊した00年4月17日の1426円安以来。東証1部の出来高(76億5000万株)のほか、売買代金(5兆8376億円)については過去最高を記録した。

 朝方は買い先行の展開から先物市場では一時1万5960円まで上げ幅を拡大。この先物主導の相場展開のなか、指数影響度の大きい値がさの一角に資金が向かい、日経平均は一時1万5942.60円と、節目の1万6000円にまであと一歩に迫った。

 しかし、その後は先物主導でじりじりと上げ幅を縮めるなか、後場に入り下げに転じると、そこから波乱含みの展開に。

アルゴリズム取引で下落が加速した面も

 先物主導の急ピッチの下げが続くなか、現物市場へは裁定解消売りの形で売りが加速した。主要な銘柄についても指値が薄い状況のなか、少ない株数でも下げ幅を拡大させる格好となった。インデックス売りで急落、オプションに絡んだヘッジが間に合わない状況にもなり、これがさらに売りを呼び込む格好となった。

 アルゴリズムによる機械的なトレードでは、売りシグナルで売却するも、加速的な下げによって売られ過ぎのシグナルが発生する。しかし、下げが止まらない状況のなか、買ったポジションがすぐさま売りシグナルからロスカットとなるといった、悪循環が加速してしまう面もある。

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