なぜ猫は夜中に大運動会を開催するのか

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明日も仕事だし、もう寝よう。と、思った瞬間に猫の大運動会が開催されたりしますよね。元気いっぱいなのはうれしいことですが、飼い主さんが寝不足になることも。

猫はなぜ夜中に運動会を始めるのでしょうか。

■猫は、本当は夜行性

夜中に猫が運動を始めるのは、実はすごく当たり前のこと。本来の猫の活動時間が始まったからなのです。飼い主は昼間、ずっと猫のことを見ているのでつい勘違いしがちですが、猫が昼間ずっと寝てばかりいるのも、猫の瞳孔が大きくなったり小さくなったりする特性を持っているのも、夜行性の生き物だったからなのです。

ただ人間との暮らしが長いと、昼夜逆転の生活を送るようになる猫も多くいます。本当は夜行性の動物だということを忘れて、飼い主に合わせてくれているのかもしれません。

■猫の縄張りには二種類ある

猫には自分の巣を中心にしたテリトリーと、他の猫と共有している狩猟用のテリトリーがあります。昼間は巣を中心にしたテリトリーで過ごし、夜にはハンティングのために狩猟用テリトリーに出掛けます。

しかし飼い猫には、そのテリトリーの区分があやふやなことがあります。取りあえず、いつも遊んでもらっている場所で夜にバタバタしている子は、そこが狩猟テリトリーということなのかもしれません。

■猫は、人間よりも6倍、目がいい

人間が感じ取れる明るさの、更に6分の1の明るさでも猫は感じることができると言われています。それは猫の瞳孔に理由があります。猫は瞳孔の広さを調整することで、感じとれる光の量を多くしたり、少なくしたりすることができるのです。猫が夜でも活発に動けるのは、そのすぐれた視力にも理由があります。

■発情期に困りやすい、猫の夜活(やかつ)

猫は夜行性なので、発情期の行動も夜に多くなります。オスは発情期にオス同士でケンカすることもあるため、その騒音で夜に起こされてしまう人も。またメスの場合は独特の鳴き声を出しながら、床を転げまわったりします。発情期は猫の本能が起こす行動のため、しつけしてどうこうすることはできません。発情期は春に起こりやすいため、一定の時期は我慢するか、獣医師さんに相談しましょう。発情期は、猫にとってもストレスが大きいことがあります。

■寝る前に、しっかり運動させよう

猫は夜行性なので、夜に動き回るのはある程度仕方ないことですが、飼い主さんにも生活があります。夜、一緒になって眠るためには昼間にしっかり運動させて、昼間の活動時間を作ってみることも対策のひとつ。ちょっと迷惑かもしれませんが、家猫にとってみれば遊び相手の多い昼間の方が活動するのにもいい時間です。寝る前にしっかり遊ばせ、運動させて、ゆっくり睡眠できるような習慣づくりをしてみましょう。