神山健治監督が振り返る『009 RE:CYBORG』 - Blu-ray/DVDが5月22日発売 (1) 『009 RE:CYBORG』、公開後の反応

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単行本発行部数1000万部を超える、SF・サイボーグ漫画の原点『サイボーグ009』。天才・石ノ森章太郎氏が終わらせることができなかった未完の傑作が、神山健治監督の手によって復活し、『009 RE:CYBORG』として2012年10月に劇場公開された。

『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズや『東のエデン』などで知られる神山監督が脚本も担当。完全オリジナルストーリーとして生まれ変わった本作の舞台は2013年の現代。009こと島村ジョーをはじめとするゼロゼロナンバーサイボーグたちの新たなる活躍が描かれている。

本作は、日本人が慣れ親しんだ2Dセルアニメーションのルックを実現しながらも、キャラクターには一切の手描きを使わず、全編3DCGIで制作。3D立体視にも対応した映像は、観客に対して大きなインパクトを残した。

そんな『009 RE:CYBORG』がBlu-ray/DVDとなって、2013年5月22日にバップよりリリースされる。そこで今回は、Blu-ray/DVDの発売を前に、神山健治監督にあらためて作品を振り返ってもらった。

――昨年10月に公開された『009 RE:CYBORG』ですが、公開後の反応はいかがでしたか?

神山健治監督「原作が最初に描かれてから50年近く……歴史のある石ノ森先生の作品ということもあって、自分が想像していた以上にファン層の幅が広い作品で、初期の頃からのファン、アニメからのファン、本当にさまざまな方からの反響をいただき、いかに『009』という作品が、幅広く、長きに渡って愛されている作品であることをあらためて感じました」

――今回『009 RE:CYBORG』を手掛けることになった経緯を教えてください

神山監督「まずはフル3Dで立体視の映画を作れないか、というのがそもそもの発端で、いろいろなタイトルがある中、『009』というタイトルも候補のひとつとして挙がってきました。それであらためて原作を読み返してみたとき、一番感じたのは、いろいろな国から集められたサイボーグたちが、世界平和のために戦って行くという、いわゆる多国籍軍になっているところ。昨今、たくさんのヒーロー物がある中、随分昔に描かれた作品でありながら、そこが一回りして新しく感じたんです。これなら、その構成を活かしつつ、今の時代を描けるのではないかということで、今回選ばせていただいた感じです」

――脚本も最初から監督が手掛ける予定だったのですか?

神山監督「実のところ、当初は脚本だけの予定でもあったのですが、結果的には監督も僕が引き受けることになりました」