独自の世界観で知られるウォン・カーウァイ監督が初めて手掛けた本格アクション/[C]2013 Block 2 Pictures Inc. All rights Reserved.

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香港きっての映像派監督で、『2046』(04)のウォン・カーウァイが初めて本格アクションに挑戦した最新作にして、第63回ベルリン国際映画祭でオープニング作品に選ばれた『グランド・マスター』が、5月31日(金)より全国公開される。同作は、激動の20世紀初頭、時代に抗い運命を切り開こうとした男女の愛と宿命の闘いを、壮絶なアクションと想像を超えた映像美で描いたエンターテインメント超大作。この度、同作の魅力を紹介、解説した3分の特別映像が解禁された。

【写真を見る】復讐に人生を捧げる八卦掌のルオメイを演じるのはチャン・ツィイー

“グランド・マスター”とは、心と技を極め継承する者。彼らの生き方に魅せられた監督は、8年もの歳月をかけ、膨大な資料の研究と9ヶ所の都市を巡る緻密な取材を敢行した。映像では、各流派のグランド・マスターに自ら取材をした監督の姿も見ることができる。

物語の主人公となるのは、伝説のカンフーマスター、イップ・マン。永遠のアクションスター、ブルース・リーのただ一人の師匠として有名な武術家で、演じるのは『インファナル・アフェア』(02)、『レッドクリフ』二部作(08・09)のトニー・レオン。イップ・マン最後の直弟子から直接、4年間にも及ぶトレーニングを受けて撮影に臨んだ。完成までに2度骨折するというハードなものだったようだが、トレーニングの甲斐あって、身のこなしはばっちり決まっている。

イップ・マンへの愛を封印し、復讐に人生を捧げる八卦掌の使い手ルオメイを演じたのは、『SAYURI』(05)のチャン・ツィイー。彼女も実在のグランド・マスターたちから八卦掌を徹底的に学んでいるが、こちらもかなり過酷な訓練だったようだ。映像ではトレーニング中の彼女が顔を歪め、悲鳴を上げているところも確認できる。また、マイナス30度の極寒の地での撮影で、見事なまでの演技を披露した姿も映し出される。

裏社会の刺客、八極拳の達人カミソリを演じたのは、『レッドクリフ』二部作などの台湾の実力派チャン・チェン。毎日、朝から6時間の訓練をこなした彼は、2012年の八極拳中国大会に出場し、優勝したことでも話題を呼んだ。トップまで上り詰めたキレの良い八極拳にも注目だ。

映像にはキャストたちの訓練の模様だけでなく、監督自らトニーとの拳のぶつかり合いを実践するシーンなど貴重なメイキングも含まれている。映像を見れば公開が楽しみになること間違いなしだ。【Movie Walker】