”貿易立国”は過去の幻?--貿易赤字が10カ月連続、赤字額は4月として過去最大

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財務省は22日、2013年2月分の貿易統計(速報、通関ベース)を発表した。それによると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8,799億円の赤字となった。赤字は10カ月連続で、比較可能な1979年以降、4月としては過去最大となる。

輸出額は、前年同月比3.8%増の5兆7,774億円で、2カ月連続の増加。品目別では、有機化合物が同40.9%増、自動車が同6.5%増、鉱物性燃料が同58.6%増となった一方、船舶は同51.2%減少した。

輸入額は、前年同月比9.4%増の6兆6,573億円で、6カ月連続の増加。品目別では、液化天然ガスが同17.9%増、衣類・同付属品が同25.6%増、半導体等電子部品が同30.0%増となった。

地域別に見た場合、対米国は、輸出額が前年同月比14.8%増の1兆1,013億円、輸入額が同0.8%増の5,383億円で、5,630億円の黒字。黒字額は4カ月連続で増加した。輸出品目では、自動車が同21.0%増、有機化合物が同69.4%増、鉱物性燃料が同1,353.4%増。輸入品目では、有機化合物が同49.4%増、肉類が同27.5%増、石炭が同51.9%増となったのに対し、航空機類は同73.5%減、穀物類は同27.3%減となった。

対EUは、輸出額が前年同月比3.5%減の5,624億円、輸入額が同15.2%増の6,009億円で、386億円の赤字。赤字は4カ月連続となる。輸出品目では、原動機が同38.8%増、自動車の部分品が同15.2%増加した一方、自動車は同20.8%減、映像機器は同40.6%減、非鉄金属は同54.7%減少した。輸入品目では、自動車が同21.4%増、医薬品が同11.1%増、肉類が同63.0%増となったのに対し、原粗油は全減した。

対アジアは、輸出額が前年同月比4.3%増の3兆1,514億円、輸入額が同13.1%増の2兆8,880億円で、2,633億円の黒字。黒字は3カ月連続となる。輸出品目では、有機化合物が同43.1%増、鉄鋼が同13.2%増、鉱物性燃料が同43.9%増加したのに対し、金属加工機械は同40.4%減少。輸入品目では、衣類・同付属品が同25.0%増、半導体等電子部品が同34.2%増、通信機が同14.7%増となった。

対中国は、輸出額が前年同月比0.3%増の9,984億円、輸入額が同13.3%増の1兆4,409億円で、4,425億円の赤字。赤字は14カ月連続となる。輸出品目では、有機化合物が同39.2%増、半導体等電子部品が同7.5%増、鉄鋼が同11.2%増となった一方、金属加工機械は同55.7%減、自動車は同13.7%減、映像機器は同40.8%減となった。輸入品目では、衣類・同付属品が同22.7%増、通信機が同19.0%増、半導体等電子部品が同114.6%増加した。