2007年の上場来高値以降、長期低迷を続けていたJリート(不動産投信)市場だが、昨年末から、インフレ期待を背景に本格的な上昇局面に突入しているもようだ。すでに指数は底値から2倍以上に上昇しているが、まだ相場は“助走段階”との見方も。そんなJリートの有望銘柄を探る。


インフレ期待で急上昇!外国人投資家も参戦

Jリート市場が熱気を帯びている。東証上場の全リートを対象とした「東証REIT指数」は、2012年6月から本格上昇を開始。昨年12月以降は上昇スピードが加速し、今年3月には1710ポイントの高値をつけた。

同指数は2年余りで2倍超の値上がりを見せているが、これは同期間のTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスをはるかに上回る。

好調の背景にあるのは、日銀の金融緩和策によるデフレ脱却への期待感だ。デフレからインフレに転換すれば、「貯蓄から投資」の流れが加速し、土地や不動産の価格が上昇する可能性が高い。これを見越した外国人投資家が、土地や不動産だけでなく、Jリートへの投資も拡大させている。

やや期待先行の上昇となっている感はあるが、もしインフレへの転換が実現するとすれば、リート市場にも現在以上の巨額な資金が押し寄せるのは間違いないだろう。

果たして、?今〞リートは買いか。買いなら、どんな銘柄が有望か。東証のリート担当者と専門家の話を交えながら検証していく。



この記事は「WEBネットマネー2013年6月号」に掲載されたものです。