SEに徹夜作業を乗り切る方法を聞いてみた

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歓送迎会で飲み会の多い時期。週末に夜通し遊ぶことが年々つらくなってきます。また、業種を問わず夜勤が多くなり、夜中に作業をしなくてはならないことも珍しくありません。どのようにすれば徹夜を乗りきれるのでしょうか。夜勤業務や長時間の勤務となる3名のSEに教えてもらいました。

――SEとは夜勤が多い仕事なのですか?

S・A氏「ほとんどの企業のコンピューターのサービス時間は、いわゆる9時5時の時間帯。もちろん夜遅くまでサービスする会社もありますが、利用者の勤務時間帯に合わせてオンラインサービスを行うのが普通です。

となると、サービス時間帯でため込んだデータを処理するのは夜間になります。また、システムの改修や増設はオンラインサービスが終了してから行いますので、そこからSEの出番となるわけです」

――なるほど。すると、コンピューターを利用する人が仕事を終えてから、SEの仕事になると。

S・A氏「そういうケースもありますが、昼間の仕事も多いです。システムの納期が近づくと、昼間の仕事からそのまま夜勤に突入、ということもありますね」

――ここから本題ですが、夜勤での眠けの覚まし方を教えてください。

H・O氏「定常的に夜勤をしているSEと、システムの改修などがあった時のみ夜勤をするSEとでは、対策が違うようです」

――具体的にはどのような対策をしていますか?

H・O氏「定常的に夜勤をするSEは、体のリズムを作る工夫をする人が多いですね。それに対して、時々しか夜勤をしないSEは、対症療法といいますか、例えばコーヒーを飲む、という人も多いです」

――では、定常的に夜勤をするSEの工夫から教えてください。

H・O氏「その場合、作業開始時間にもよります。開始時間に合わせて睡眠時間をコントロールするわけです。例えば、17時から仕事開始だとすると、深夜から昼過ぎまで睡眠をとり、17時以降に目がさえるようにするわけです。

しかし、それでも明け方にはやはり眠くなる……」

――そうですよね。夕方開始だとしても長時間ですもんね。

H・O氏「はい、やはり人間本来の体内時計に逆らうのは難しいものです。ここからは、時々しか夜勤をしないSEと対処法が重なります。つまり対症療法的なものですね」

――例えばコーヒーを飲むとかですね。

H・O氏「コーヒーより濃いお茶の方が効く、という人もいますね。どちらもカフェインが含まれています。しかし、人によっては、カフェインの効き目が切れたときに更に眠くなるから飲まない、という人も。

私は飲みません。長時間続けて飲むと胃にダメージが……」

――飲み物がダメだとするとほかに何かありますか?

M・Y氏「酸っぱいガムとか食べると目が覚めますね。一瞬ですけど。それと、エアレースのスポンサーで有名な会社の飲み物、あれも一瞬元気になるという人いますね」

――長時間効能があるものは何でしょうか?

H・O氏「やはり飲み物や食べ物で眠気を覚ますには限界があります。これは人間である以上、仕方ないことだと思いますよ。

しかし、不思議と、作業中に眠気がくることはありません。作業と作業の合間に眠くなるんですよね。システム障害に直結するような危険度の高い作業であればあるほど、目はさえます。

そのほか、仲間とのコミュニケーションが欠かせないチームワークが必要な作業などです。後工程に仕事をまわさなければならない場合は、不思議と睡魔は襲ってきません」

――集中力と緊張感ということですね。

H・O氏「その通りです。重要な作業ではまず眠くならない。これは誰に聞いてもそう言いますよね。

問題は一仕事終えて待ち時間があり、その後に再度集中力を立ち上げるのが大変なんですよ。カフェインはそのときにとっておく、というのも一つの手段でしょうね。

もう一つは休憩時間にリラックスをする。ただし、寝てしまうと次の作業で寝ボケてしまうので、寝てはいけない。休憩時間に雑誌などに目を通すのもいいでしょうし、仲間とコミュニケーションをとるのもいいでしょう。

リラックスしながらも、次の作業まで何かしら頭を動かしている必要がありますね。アイドリング状態にしておいて、作業のときにアクセルを踏む、というイメージです」

日頃の体内時計の管理からカフェイン、コミュニケーションまで、いろいろな手段を取り入れているようです。夜勤を乗り切る方法はいくつかあり、それらの方法をミックスして試すのが効果的だということがわかりました。このようなSEさんたちの小さな工夫でIT産業が支えられているのですね。

徹夜をすることがあれば、参考にしてみては?

(OFFICE-SANGA 秋田茂人)