役者たちの名演が魂を揺さぶる「日本の悲劇」(C)2012 MONKEY TOWN PRODUCTIONS

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年金不正受給事件を題材にした小林政広監督作「日本の悲劇」の公開日が、8月31日に決定。併せて、ポスタービジュアルも公開された。

「バッシング」「愛の予感」など、社会がかかえる闇に深く切り込んだ人間ドラマを手がける小林監督の最新作で、「春との旅」でも主演を務めた名優・仲代達矢と再タッグ。近年、日本でも社会問題化している年金不正受給事件を題材に取り上げ、余命わずかな父・不二男(仲代)と、父親の年金を頼りに暮らす息子(北村一輝)を中心に、ある家族の崩壊を通して日本が陥っている「無縁社会の深淵」を描く。

大病を患い余命いくばくもないことを知った不二男は、病院から帰った翌日、自室を封鎖し、食事も水も摂ることをやてしまう。不二男の息子・義男は失業中の上、妻子にも去られてしまい、不二男の年金を頼りに生活していたが、父の突然の狂気的な行動に混乱し、呆然とする。父と子が扉越しに繰り広げる攻防戦は最大の見どころで、強烈な存在感を放つ仲代と、感情をむき出しににして泣き叫ぶ北村の熱演が見る者を圧倒する。

義男の別れた妻・とも子を寺島しのぶ、不二男の妻・良子を大森暁美が演じる。公開されたポスタービジュアルは、この4人の俳優をフィーチャー。それぞれが劇中で見せる表情を切り取り、魂のぶつかり合いを表現したビジュアルになっている。

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