『子曰、君子貞而不諒』(君子は貞にして諒ならず…)【ビジネスシーンで使える論語】

写真拡大

学生時代と社会人の最も大きな違いの1つは、正論が常に正解ではないということです。自分に正直であることにこだわりたい時もあるでしょうが、そんな時は、次の言葉を思い出してみてください。

『子曰、君子貞而不諒』(君子は貞にして諒ならず)

君子は、永久に続くような正しさ(大義)は大切だが、短期的なその場限りの正しさ、細かいところにこだわるような馬鹿正直さにこだわらない。「大義を取って、小義を捨てる」ことが求められる場面は少なくない。

物事には守らなければいけない普遍的なことはあります。しかし今、目の前にある小さな正義を貫くことで、結果として、その大きな正義が失われるようであるならば、それにこだわることは愚かなことと言わざるを得ません。

ビジネスにおいて、誠実さや正直さは大切なことです。しかし、それだけにこだわっていたなら上手くいかないことも多々あるのも確かです。もし、仕事の上でそんな場面に出くわしたなら、目の前の出来事だけで判断するのではなく、それをどうすることが結果として最善の策になるのかを冷静になって考えて行動してみてください。最終的には、良い結果が得られるはずですから。