19日のセリエA最終節でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できなかったフィオレンティーナが、再び攻撃に出た。サンドロ・メンクッチ代表取締役が、クラブの公式チャンネルで、ミランに対して次のように述べている。

「素晴らしい一年だった。順位表では4位、ピッチの上では3位だった。我々は勝ち点70だ。これでCLに行けないなど、考えられないね。昨日、我々は3位になれると思っていた。シエナ戦で『赤と黒の縦縞チーム』は勝てないだろうと聞いていたしね。シエナのスポーツマンシップをたたえたい。結末は決まっていたのかって? 声を荒げたくはない。評決を受け入れよう。勝ち点2差なら、ミスがなければどうなっていたのかと考えずにいられないものだがね」

さらに、先日もミランを攻撃した、インテルファンで有名なテレビ司会者のパオロ・ボノーリス氏も、このように話している。

「スポーツでは、常にふさわしい者が勝つわけではない。でもそれは、外部要因があるからとは限らない。運命でしかないときもある。だが私は、今回は運命ではなく、決まっていたことのように感じる。あまりにたくさんの、グロテスクなことがあるからだ。別のチームではなく、あるチームがCLに行くことを望む、あらかじめ用意されていた流れがあったと考えさせられる」

「私は何もミランに反してなどいない。だが、今年はあまりに多くのおかしなことを目にした。ラツィオとインテルが厄介だったときには、彼らが消えていき、それからフィオレンティーナが出てきたら、今度は彼らが消えた。いつも、あまりに明確な出来事によってね。悪く考えないのは難しいよ」

「(マリオ・)バロテッリに対するPKはグロテスクだった。苦しいときには倒れればいいと知っているかのようだ。フィオレンティーナ対ローマでは、フィオレンティーナの明らかなPKが与えられず、ミラン対ローマではローマに与えられなかった。ミスがあるのは明らかだ。それも人の一部だ。だが、押されて謝られれば、それで終わりだけど、さらに10回突き飛ばされれば、ケンカしたいんだと思い始めるだろう。誰かが不利になり、ほかが有利になるミスなど、システムでしかないと思う」

「こういうことが無くても、ミランはおそらく3位になっていただろう。自分たちがまず、結果の質を保証しなければいけない。間違ったことを言わなければいけない。間違った形で有利になったとね。私がミランの人間なら、こういうことは望まない。真っ先に明確にしたいと思う。ほかの全員が不満に思う結果では、うれしくないだろう。なぜ、彼らは何もない振りをする? それは我々がイタリアだからだ。だから、結果を出せばいいんだよ。ほかのことは関係ない、ってね。私はただ、目を閉じることなく、落ち着いてサッカーを見てほしいだけだ」