絶対にやっちゃいけない、第一印象を悪くする自己紹介6つ

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春と言えば出会いの季節。新生活をスタートさせるという人も多いことでしょう。新しい居場所に早くなじむためにも、できるだけ良い第一印象を与えたいもの。自己紹介で悪い印象を持たれてしまうと、そのばん回に時間がかかってしまうかもしれません。

そこで今回は、中央話し方教室の代表講師である栗原君枝先生に、自己紹介でやってはいけないことを聞いてみました。

「自己紹介では、誰もが自分をよく見せたいと思います。そのため、スマートさを目指す人が多いのですが、どちらかと言えば初々しいくらいがちょうど良いのです。『仲良くなりたい』『かわいがってあげたい』と思われる自己紹介が理想ですね。

あまりに難しい言葉を使ったり、自分の経歴をすらすらと語ったりするのはNG。上から目線で話しているという印象を与えかねませんし、気持ちのこもっていない自己紹介になってしまいます」

・NG例

「社会人として恥じることのないよう、精励恪勤(せいれいかっきん)いたします」

ふだん使わないような言葉を無理して使わない方がいいようですね。

「自分の長所をアピールしたいと思う人は多いでしょう。しかし、『コレができます、アレもできます』といろいろな長所を語ってしまうと、聞いている人には自慢のように聞こえてしまいます。

自己紹介はあくまでも謙虚に。まずは名前を覚えてもらう、という気持ちで臨みましょう。長所や仕事面での優秀さなどは、その後の付き合いで自然と伝えていくものです」

・NG例

「私は○○と△△の資格を取得しています。留学経験もあるので英語は完璧です。すぐに業務に取りかかれると思います」

職種によっては、資格を持っていても自慢にならないことも。謙虚さを忘れないようにしましょう。

「謙虚な人は、周囲に気配りができるものです。自己紹介をするということは、聞いている人たちの時間をもらっていることをお忘れなく。あまり長くならないように心がけましょう。

自己紹介が長すぎると、謙虚さに欠け、気配りができないイメージを与えてしまうのでNG。話したいことがいくらたくさんあっても、きちんと絞り込んで、簡潔にまとめるのが良い自己紹介のコツです」

・NG例

「私の長所は○○です。この職場ではその○○を生かして、営業成績のアップにつなげていきたいと思います。また、私は△△の経験もあるので……」

自己紹介に自分の美点をできるだけ盛り込みたいと思う人も多いでしょう。しかし、これではかえって悪印象となってしまいそうです。言葉にしてしまうと、その美点が台なしになってしまうかもしれません。

自信を持っている部分は自己紹介では隠しておいて、その後の付き合いの中で、自然に知ってもらった方が良いようですね。

「謙虚さは大切ですが、あまりネガティブな言葉が多いと卑屈な印象を与えるのでNGです。自己紹介では、前向きな言葉を使うように心がけましょう」

・NG例

「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします」

自己紹介ではありがちな挨拶です。しかし、わざわざ「ご迷惑をおかけする」とネガティブなフレーズを使う必要はありません。「精一杯頑張る」の方が、前向きな印象を与えます。

「どれだけすばらしい自己紹介をしても、最後のお辞儀が適当では台なしになってしまいます。

よく、『よろしくお願いします』と言いながら頭を下げる人がいますが、これはNG。前を向いて言葉を言い終えてから、頭を下げるのが正解です。

自己紹介で立礼する際には、角度は30度、背筋を伸ばして頭を下げる、頭を下げた状態で3つ数える、この3つのポイントを意識すると、美しいお辞儀ができます」

「自己紹介において、笑顔は欠かせないポイント。自然なほほ笑みは、どんな言葉よりも印象を良くしてくれます。無表情での自己紹介は、冷たく、高飛車な印象を与えてしまいますのでNGです」

自分を良く見せたいという思いが、自己紹介では裏目に出てしまうケースも多いようですね。

一度与えてしまった印象を覆すのは、とても難しく時間がかかります。間違った自己紹介で、マイナスからのスタートになってしまうのは避けたいところです。

自己紹介を見直して、良い第一印象を与えられる「できる社会人」を目指しましょう。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)