「木・火・土・金・水」の5種類の元素とは? 【オフィスで役立つ『風水』基礎知識】

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今回は五行について。

よく聞く言葉ですが、なかなか捉えづらい概念です。かなり奥が深く難しいのでわたくしもまだまだ入り口ですが、風水に関連する部分だけ、簡単にざっくりとご説明申し上げますね。

「五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説である。また、5種類の元素は『互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する』という考えが根底に存在する」(ウィキペディアより)。

風水の場合は、これを住宅やオフィス、そして個人をとりまく基本的なエネルギーの種類として考えます。

「五行大義」(Theory of Five Elements)としてあまりにも有名なこの理論は、これらエネルギーのタイプを、以下のように定義付けています。

前回、前々回の方位のお話も思い出しながら、お読みくださいね。

「木」は枝葉を伸ばす木々のように、外向きに広がるエネルギーです。まさにこれから何か新しいものが生まれて成長する、春を表します(東・青)。

「火」は燃えさかる炎のごとく、上に向かい、最高潮に達するパターンです。季節でいうと夏(南・赤)。

「土」は耕される大地のように、地表を水平に循環します。これは、季節の変わり目を表し、また他の力の中央に位置したりもします。ちなみに、土用とは、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつのことです。うなぎを食べるのは、夏の土用(立秋前)の丑の日ということです(黄)。

「金」はもっとも密度が濃く、内側に向け圧縮するエネルギーです。秋の黄昏のイメージ(西・白)。

「水」は文字通り、下に向かっていきます。物事が最大限に休息し、集中する性質です。次への蓄えをする、冬の季節です(北・黒)。

季節との関係、またカッコの中に対応する方位と色を書きましたが、古代の中国では世の中のものすべてを五行に対応させて考えています。

なんとなくお気付きの方もいらっしゃると思いますが、これはもちろん、人間の一生についても表現しています。

春はやはり生まれてから成長期まででしょう。夏に働き盛りとなり、秋には熟年の落ち着きを見せ始め、冬に老いていくイメージです。

青春、青年といった言葉は、若々しい成長期について、「木」のエネルギーを表したものですし、北原白秋の名前も、ここから来ていますね。

次回は五行の性質について、もう少し詳しくご紹介します。