各チームのベンチをめぐる動きは始まっている。主役たちは時間を無駄にしないようにしているところだ。ナポリではワルテル・マッツァーリ監督が退任を明らかにしたが、同監督は別の名門クラブのベンチに近付いているようである。インテルのことだ。

マッツァーリ監督は19日のローマ戦終了後、「明日(20日)からオファーを検討し始める」と話していた。すでにコンタクトはあるようだ。19日のホームでのウディネーゼ戦で2−5と大敗したことは見逃されておらず、インテル内部では監督交代を主張する声が高まっている。

いずれにしても、インテルのマッシモ・モラッティ会長は沈黙している。同会長はウディネーゼ戦でサン・シーロに姿を見せなかった。マッツァーリ監督がインテルで新たなプロジェクトを始める用意を見せていることは、モラッティ会長を揺り動かしているかもしれない。

この数年の結果、パーソナリティー、カリスマ性と、マッツァーリ監督にはアンドレア・ストラマッチョーニ監督とは異なる新たなサイクルを始めるだけのカードがある。

まだ何も決まってはいない。だが、マッツァーリ監督が来年インテルを率いる可能性は、ますます高まっているところだ。