ライダーに聞く、雨の日のツーリング事情

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二輪でのツーリングが昨今ブームとなっています。しかし、雨の日はどうしているのでしょうか。レストランなどに立ち寄るときには、脱いだカッパをどうしているの? 梅雨を迎えるにあたり、ライダーの防水対策を聞きました。

――昨今、ツーリングブームと言われていますが、常に天候に恵まれるとは限りませんよね。これからバイクを始める人に「雨の日」の対処法を教えてください。

E.Iさん:ツーリングと言ってもいろいろあります。泊まりを含む長距離や、オフロード、トライアルなど、車種や距離によって装備は違いますが、すべてに言えることはカッパを持つ、ということです。

――必需品というわけですね。

E.Iさん:はい、晴れでも必ずタンクバッグ(タンクに磁石で固定するタイプのバッグ)に入れておくべきです。

――普通のカッパでもいいのでしょうか?

E.Iさん:スクーターでのチョイ乗りならともかく、本格的なツーリングには不向きです。バイクには風圧がありますので、それに耐えられるものでなくてはなりません。防水でかつ、湿気を逃がすタイプがオススメです。

――雨の日は、ブーツがぬれてしまいますね。

E.Iさん:ブーツカバーというものがあります。私は履いたことはありませんが。ブーツにはっ水クリームを塗るぐらいですね。

――レストランなど、お店に入るとき、嫌がられませんか?

E.Iさん:高速道路なら、SAの屋根のある場所でカッパを脱いでから店に入ります。なぜかPAには、屋外で屋根のある場所(屋外の休憩所など)が少ないので、SAを利用しますね。脱いだカッパは水を切ってタンクバックに入れておきます。店内を汚すわけにはいきませんから。

一般道では、最近道の駅が多くなったので、ツーリングもやりやすくなりました。雨の日は普通のレストランにはまず入りませんね。道の駅バンザイ! ですよ。

――雨のツーリングで怖い目にあったことは?

E.Iさん:いろいろありますが、台風は怖かったですね。ものすごい雨で後輪がハイドロ(ハイドロプレーン現象・雨の日にスピードを出すとタイヤが水に浮く)を起こしていました。バイクが真横に滑るんですよ。

――女性におうかがいします。M.Iさんのトライアルバイクは、女性では珍しいですよね。

M.Iさん:よく言われますが、女性も結構いますよ。トライアル教室の先生も女性ですし。

――オフロードバイクとトライアルバイクの違いを教えてください。

M.Iさん:オフロードはダート(未舗装路)を走るバイクですが、トライアルはダートだけではなく、岩登りや丸太なんかも越えられます。ロングツーリングは不向きで、車で目的地までバイクを運んだ上で走りを楽しむという感じです。

――雨が降ったらどうしますか?

M.Iさん:走りませんね。途中で降り出したら、車のある場所まで戻ります。

――聞きにくいのですが、山の中ですよね。トイレはどうしているのですか?

M.Iさん:私の所属しているクラブの女性は、折り畳みのスコップを載せています。

――意味がわからないのですが……。

M.Iさん:つまり、男性はそのままなのですが、女性は『埋める』ということです。たしなみですね。万が一仲間に見られて、何か言われたら嫌ですから。

――わかりました。ところでE.Iさん、眼鏡をしてますよね。ヘルメットに眼鏡、わずらわしくないですか?

E.Iさん:わずらわしいので、ツーリングのときはコンタクトレンズにしています。バイクは視線を忙しく動かさなければならないので、ソフトコンタクトが良いですよ。ハードだと、急に視線を大きく動かすと、一瞬ずれることがあります。ソフトは眼球にピッタリくっついているのでツーリング向きというか、バイク乗り向きです。

ツーリングは楽しいことばかりではなさそうですね。しかしそれも、備えあれば憂いなし。雨の対策をしっかりすればこんな楽しい「冒険」はほかにありません。移動手段を超えた楽しみを与えてくれるツーリングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

(OFFICE-SANGA 秋田茂人)