株式市場には出遅れて割安に放置された“お買い得銘柄”がまだたくさん埋もれている。長期保有で高リターン、好成績が狙える低リスク銘柄を紹介!


株プロ91 東市郎
SAマネジメントオフィス代表、不動産系ファイナンシャルプランナー ●不動産や金融資産などの運営管理業務を行なう。
円安効果大
建設機械で世界第2位。前期は中国やインドネシアでの建機需要の減少が響いたが、今期は引き続き北米が堅調に推移しそうなこと
や震災復興需要、アベノミクスによる公共投資に大きな期待が持てそうだ。海外での売上高が85%を占める同社は円安効果も大きい。中国の需要回復が本格化すれば、さらに上を目指す展開となりそうだ。



株プロ92 馬養雅子
オフィス・カノン代表、ファイナンシャル・プランナー ●資産運用に関する原稿を数多く執筆している。著書も多数。
トマトでGO!
ケチャップやジュースなどトマト加工品でおなじみ。ディフェンシブといわれる食品関連の中でも、健康志向を背景に株価は底堅く、下ブレリスクが小さい。人気の高い株主優待も安定株主づくりに役立っている。TPP交渉参加が農業関連企業の追い風になるとの思惑から株価が上昇。そこから下がってきたところを狙いたい。



株プロ93 小沼正則
絆アセットマネジメント代表 ●株式専門誌記者などを経て独立。現在は個人投資家向けの資産運用アドバイスに従事。
全面改装
低リスクといわれる最大のポイントは、3%台の配当利回りの高さだ。1999年のメガバンク3行全面的統合発表以降、必ずしも
その規模に合った収益を上げられなかったが、ここに来て銀行・信託・証券の一体経営によるシナジー効果を追求するなど、収益力強化に余念がない。経費率の改善など一定の効果も出てきている。



株プロ94 楠本充美
KSMT不動産コンサルティング代表 ●不動産投資、空き家再生などに多角的に取り組む不動産コンサルティングマスター。
高齢社会
在宅介護を中心とする介護サービスの大手。介護サービスは、人材不足、保険制度の改正問題への対処の必要性はあるが、高齢者数が今後も増加し続ける安定したマーケットだ。人材育成にも力を入れる同社は、新規参入組に対してノウハウの蓄積が強み。株式分割による乱高下が一段落した後の、ゆっくりとした成長に期待したい。



株プロ95 古沢真紀
経済キャスター、コメンテーター ●日経CNBCなどで長年、経済番組を担当。企業トップへのインタビューは100人超。
ニーズへの挑戦
しょうゆ最大手。円安を追い風に北米・欧州の海外しょうゆ市場が堅調。国内でも「いつでも新鮮」シリーズなど付加価値の高い商品を継続的に開発・拡販してきた。節約健康志向を背景に材料を1〜2品用意するだけでできる和風総菜のもと「うちのごはん」は売り上げ2ケタ成長を続けている。大豆など原料高への対応が課題。



株プロ96 尾上堅視
家計の総合相談センター ●お金に関する相談を生活者目線で行なう。ブログ「かえるの気長な生活日記。」を公開中。
堅実成長期待
「生販直結型」ビジネスモデルの居酒屋チェーン。卸売業者から食材を買い入れるのではなく、自社で農場や加工場、漁船までを所
有し、生産から販売までを一括して行なっている。新鮮さと安さで人気、リピート率も高い。現在約90店舗を複数の業態で展開しているので、まだまだこれからも堅実な成長が期待できる。



株プロ97 市川雄一郎
ファイナンシャル・プランナー(CFP) ●顧客相談、講演、メディア活動のほか、金融機関へのアドバイザーなども行なう。
鉄道の収益力
オリエンタルランドの筆頭株主で千葉県が地盤の鉄道会社。「スカイライナー」「アクセス特急」など成田空港へのアクセス路線が収益の柱。LCC(格安航空会社)の就航は追い風。株価は約6年ぶりに2005年11月の高値861円を突破。業績好調とアベノミクス効果で、1996年7月の高値1280円台乗せも期待される。