中国印刷及び設備機材工業協会などが主催するアジア最大の印刷技術展「チャイナプリント2013(北京国際印刷技術展示会)」が、5月14日〜18日までの5日間、中国北京の国際展覧センターを会場にして開催された。

「チャイナプリント」は1984年から4年ごとに開催され、今年は8回目である。中国を牽引役とするアジア印刷市場の急成長を繁栄して年々規模を拡大、今回は鳥インフルエンザとPM2.5など大気汚染の影響で出展者と来場者のキャンセルが相次いだが、出展者は1000社以上、来場者は18万人を超えたと推定される。
今年の特徴は、デジタルプリント機器を前面に打ち出した日本企業の出展が増えたことである。ヒューレッド・パッカード(HP)やエプソン、キャノン、セイコー、リコー、リンテックなどの巨大ブースが目についた。なかでもHPは壁紙用フリース(不織布)やロールスクリーンにデザイン印刷した大きな見本を展示して、インテリア商品でもデジタルプリント時代が到来したことを積極的に訴求していた。

世界のデジタルプリント市場は、知名度の高い日本のグローバル企業のシェアが圧倒的で、各社とも張替が容易なフリースの登場によりリピート需要が拡大すると予想しているだけに各社の激しい競争が予想される。
HPブースでスタッフにインタビューしたところ、インテリア商品ではデジタルプリントに適しているのは、壁紙、ロールスクリーン、床材の3分野で、すでに壁紙メーカーのラッシュやマルブルグ、ASクリエーション、ウィンドートリートメント(窓装飾)のTeba(独)などドイツ企業はデジタルプリント機器を導入し積極的に取組んでいるとの説明があった。日本でもデジタルプリント技術を活用した商品が登場するのは時間の問題と思われる。