韓国と北朝鮮の対なる鏡の世界を映し出す写真集

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北と南に分断されそれぞれの文化を形成してきた南北朝鮮。

建築写真家のディーター・リスナー(Dieter Leistner)さんが生まれた年に東ベルリンによって建てられたベルリンの壁。彼が37歳の時にベルリンの壁は崩壊します。故に彼は北朝鮮と韓国について特別な感情を持っていたのでしょう。

リスナーさんの新しい写真集「Korea - Korea」は、2006年の平壌と2012年のソウルの写真を比較して並べたもの。例えばバスの停留所や地下鉄の車内など、2つの都市における公共の場の違いが見て取れます。

キュレーターのKlaus Klempさんが説明する内容を引用すると、

1989年まで(様々な異なる理由があるけれど)朝鮮人とドイツ人は同じような運命を共有したのです。
ドイツによって引き起こされた最悪の戦争がヨーロッパ全土に広まり、そして結果として、ドイツは東西に分断されました。
そして資本主義の韓国に共産主義の北朝鮮の形成。日本による占領の後、旧第二次世界大戦の同盟国による冷戦は、朝鮮の土地で行われた代理戦争でした。
ドイツの東西分断、朝鮮の南北分断された事実は完全に比較することは困難だ。
しかし国家の分断という運命...家族が離れ離れになり全く連絡がとれなくなってしまったり、逃げようとしたばかりに強制労働収容所に収監された多くの犠牲者の苦しみは、自分の同じような経験を思い出すことができるドイツのオブザーバーとして、特別な思いを感じるのです。

右ページと左ページに南北の様子を並べて皮肉に比較できるようになってます。元は同じ国なのに、すっかり異なる2つの文化が形成されています。


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mayumine(KELSEY CAMPBELL-DOLLAGHAN 米版