ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は退団するようだ。19日のセリエA最終節ローマ戦が、彼にとってナポリでの最後の経験となる。指揮官は前日会見で、「明日の試合後にすべて説明する。決断を明かしたときに、そうするのが正しかったと分かるだろう」と話した。

マッツァーリ監督は去就に関する質問にすべて同じ言葉で答え、明言を避けた。だが、何とかして隠そうとしたにもかかわらず、彼の退団は半ば公になってしまっている。

分からないのは、今後のことだ。マッツァーリ監督はローマという線を考慮しつつ、インテルを強く望んでいる。一方で、18日夜には、代理人が19日にパリ・サンジェルマンと会うとの噂も流れた。もう一つの選択肢は、サバティカルにするというものだ。

マッツァーリ監督は19日、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長と会う予定が、これは形式的なものだ。会長にはすでに退団の意思を伝えているからである。マッツァーリ監督はこう話していた。

「3年契約にサインする可能性もあったが、私は契約満了の年とすることを望んだ。契約が終わるから、自分がやりたいようにやる権利がある。クラブにクラブが望む選択をする権利があるのと同じようにね。そういうことがうまく一致すれば、結婚生活は前進するし、そうじゃないなら離婚となる」

「金銭的なことの重要性はゼロ以下だ。私のことをしっかり考えてくれていることを、クラブは何度も示してくれたのだからね。そのときが来たら、すべてを説明する。ただ、誰とも会っていないことは明確にしておくよ。代理人たちと私は違う」

いずれにしても、デ・ラウレンティス会長は20日から新監督探しを急ぐだろう。リーグ戦とチャンピオンズリーグの両立を経験しているだけに、元チェルシーのロベルト・ディ・マッテオ監督は適切な解決策となり得る。代案としては、アスレティック・ビルバオのマルセロ・ビエルサ監督が挙がっているようだ。