19日のセリエA最終節ウディネーゼ戦を前に、インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督はいつものように冷静を保っている。彼はウディネーゼ戦と、そしてマッシモ・モラッティ会長の言葉を待っているのだ。おそらくは、20日にモラッティ会長と会って話すだろう。だが、その発言を聞く限り、来年もインテルの指揮官がストラマッチョーニ監督になるのは確かのようだ。

「その件について、私と会長は明確に答えてきた。君たちメディアの“劇場”を台無しにしたくはないよ。だが、(ワルテル・)マッツァーリと(マッシミリアーノ・)アッレグリは明日の試合が終わってから話すと言っているのに、どうして私が今話さなければいけないんだ? 私にとって、話すべきは会長だよ。明日の試合が終わってから、今後について話すことができるのは会長だけだ」

「すでに会長が言ったように、すべて会長が決めて、発表する。(アルベルト・)ザッケローニはかつて5月に続投と言われ、1か月後に解任された? 逆に聞きたいんだが、4日前に続投になった監督がそれから解任されたということはあるのかい? もしもそうなったら、私は記録だらけの今シーズン、また新たな記録をつくることになるんだろうね」

「解任されたらバカにされていると感じるか? いや、まったくないね。良いところを見せようと思って言っているんじゃないよ。私は会長に借りがあるんだ。お礼しか言えないよ。私が思っているよりも早く(監督交代が)実現したら、期待された結果を残せなかったことへの悔しさを感じる。ケガが始まるまで、我々は争っていた。うまくいかないシーズンというのはある。そこからどう立ち上がるかが大事だ。我々は来季に向けて準備できている」

「ウディネーゼはこの終盤戦、結果という点で最もコンスタントにやれているチームだ。モチベーションにあふれているだろう。だが、インテルは周囲の考えと異なり、良い練習をしてきたし、ホームのファンに良いあいさつをしたいと思っているんだ。8位になりたいとも思っている」

「夏の移籍市場? 昨夏はあまり動きがなかった影響があった。今年は4、5のトップチームで変更があるだろうから、何かしら変わるのは確かだろうね。ヨーロッパ全土にとって、アツい夏となるだろう」

「(インテルからの関心が噂されるローマMFアレッサンドロ・)フロレンツィ? 私は彼と深い絆で結ばれている。だが、ローマ人として、ロマニスタとして、彼はあそこでうまくやっていると思うよ。彼が新たな(フランチェスコ・)トッティや(ダニエレ・)デ・ロッシになることを願っている。(シモーネ・)パーザや(ルーカス・)スペンドルホーファーをトップチームに? 来年は欧州カップ戦がないから…」