16日、台湾紙・旺報は記事「台湾人がルールを守る理由」を掲載した。「マナーのインフラ」が台湾人を変えたと評している。写真は台北市内の地下鉄駅。

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2013年5月16日、台湾紙・旺報は記事「台湾人がルールを守る理由」を掲載した。

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20歳すぎの男性・朱くんと一緒に出掛けたときのこと。雨が降ってきたので慌てて地下鉄の入り口に駆け込んだ。ところが朱くんは雨にも構わず外でタバコを吸っている。中で吸えばいいじゃないと言うと、捕まってしまうからとの答えだった。

実は台湾には公共空間でのタバコの喫煙を禁じる法律があるのだとか。いや、似たような法律なら中国本土にだっていくらでもあるが、本当に罰金を取られたという話は聞いたことがない。夜だしどうせ誰も見張っているはずもないのだが、それでも朱くんは入ろうとはしない。監視カメラもあるし、市民に通報されるかもしれないからという。実は以前に一度、罰金を取られたことがあるという。

台湾の友人に聞くと、20年前は台湾もこんなにちゃんとルールが守られていなかった。この間の変化は政府の啓蒙活動、それに「マナーのインフラ」が整備された結果だ。台湾ではあちこちにタバコを吸ってはいけない、公共空間で電話してはいけないなどなどの注意書きが書かれている。

加えて公共空間でタバコを吸う人を一般市民が摘発すると、その摘発者が罰金の一部をもらえるという制度もある。年100万台湾ドル(約340万円)以上も稼ぐ摘発の達人もいるのだとか。こうした制度が台湾人にルールを守らせる理由となっている。(翻訳・編集/KT)