大胆な演技をロシアで披露する真木よう子(C)2013「さよなら渓谷」製作委員会

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女優の真木よう子が、約7年ぶりに単独主演を務める映画「さよなら渓谷」(大森立嗣監督)が、6月20日(現地時間)開催のモスクワ映画祭コンペティション部門に正式出品されることがわかった。

芥川賞作家・吉田修一氏の同名小説を、「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣監督が映画化。緑豊かな渓谷で起こった幼児殺害事件を発端に、事件の加害者を愛してしまった被害者の極限の愛ときずなを描く。主人公・かなこに扮する真木が、憎しみと愛情の狭間で揺れ動く女性の心理を、官能的かつ大胆な演技で表現する。

大森監督とともに渡航予定の真木は、「自分にとっても過酷で、力を注いだ役でしたし、また、スタッフ・キャストが一丸となって作り上げた作品です。その映画が海外の方々に見ていただける機会ができて、とても嬉しく楽しみに思うと同時に、どう受け入れられるのか、という思いが交錯しています」と心境を語り、大森監督は「モスクワ映画祭、しかもコンペティション部門に選出されたことたいへん光栄に思います。愛の生まれる瞬間を捉えたこの映画は、世界中の人々の心にも深く刺さるのではないかと信じています」と受賞への意気込みを見せている。

カンヌ・ベルリン・べネチアに次ぐ世界四大映画祭の一つである同映画祭は、1935年に初開催され、戦後59年よりモスクワで2年に1度開かれている。現在の金賞、最優秀作品賞にあたる日本初のグランプリ受賞作は、1961年の新藤兼人監督「裸の島」。その後75年の黒澤明監督「デルス・ウザーラ」、99年の新藤兼人監督「生きたい」などが続く。俳優部門では市川実日子、宮沢りえが最優秀女優賞、大竹しのぶが最優秀助演賞を受賞している。今年のコンペティション部門の日本映画の出品は本作1作品のみ。

「さよなら渓谷」は、6月22日全国公開。

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