『旅立ちの島唄 十五の春』で初主演を飾った三吉彩花

写真拡大

注目の新星、三吉彩花が初主演を飾った『旅立ちの島唄 十五の春』の初日舞台挨拶が5月18日にシネスイッチ銀座で開催され、三吉をはじめ、小林薫、吉田康弘監督が登壇。三吉は「この日を楽しみにしていました。とても緊張しています。この映画が、たくさんの方に愛される作品になったら幸せです」と喜びを語った。

【写真を見る】16歳の若手女優、三吉彩花。肩を出したシックな黒のドレスは大人の雰囲気たっぷり!全身写真はこちら

本作の舞台は、沖縄の南大東島。実在する民謡グループ“ボロジノ娘”の少女を主人公に、人生の岐路に立つ15歳の春を迎えるまでの、父と娘、母と娘の1年間が丹念に描かれる。吉田監督は「ボロジノ娘のドキュメンタリーを見てできた映画。家族と別れることの物理的な距離と、心の距離は必ずしもイコールではない。島のゆったりとした時間を楽しみながら、南大東島の人々の顔を見てほしい」と映画に込めた思いを教えてくれた。

撮影時は役柄と同じく、15歳だったという三吉は「家族に改めて感謝しよう、支えてくれる人たちを大事にしようと、色々なことを気付かせてくれた映画です」と映画から得た思いを告白。三吉演じる優奈の父親役を演じるのが小林だ。「僕のイメージする日本の親父は、寡黙なイメージ。会話ではなくて、空気で成立する親父になればと思って演じた」と語り、「南大東島は、僕も初めての島。素晴らしいところで、またプライベートでも行きたい」と笑顔を見せていた。

続いて、三吉が「この作品に込めた思いを手紙にしてきました」と話し、「すごい緊張する!どうしよう」と大きく息を吐いてこう読み上げた。「役者としてキャリアも少なく未熟だった私は、不安な気持ちしかありませんでした。自分に自身が持てず、初主演のプレッシャーに何度逃げ出したくなったかわかりません。今思うと全てが私を成長させてくれる壁でした。この作品を通じて、役者として色々な人にメッセージを伝えたいと思うようになりました」。すると会場は、大きな拍手で三吉の女優としての旅立ちにエール。三吉は「南大東島で生きる15歳の少女の葛藤、沖縄の素晴らしさを感じていただければ嬉しい」と清々しい笑顔を見せ、舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】