長編監督デビューを果たすことが第66回カンヌ国際映画祭で正式発表された/写真:SPLASH/アフロ

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スカーレット・ヨハンソンが、小説家トルーマン・カポーティーの処女作「真夏の航海」の映画化で、長編監督デビューを果たすことが正式発表されたとVariety誌が伝えている。

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彼女がカポーティの小説の映画化でメガホンを取るという噂は一昨年からあったが、現地5月15日に開幕した第66回カンヌ国際映画祭で公式発表された。「真夏の航海」は、1945年の設定の物語で、17歳の少女が両親と共にバカンスでパリに旅行せず、ひと夏をボーイフレンドと共にニューヨークで過ごす話だ。

「数年前から、カポーティ財団と協力してきました。『真夏の航海』は、私の心をとらえて離さないトルーマンの初期の作品です。トリスティン・スカイラーが脚本化を進めてきました。この小説の映画化作品で長編監督デビューを飾ることは、私の生涯の夢であり、こうして実現することを心から光栄に感じています」とスカーレットは語っている。

「真夏の航海」は、カポーティの幻の処女作と呼ばれる小説で、1940年代に執筆されながら、カポーティの生前に発表されることはなかった。カポーティが「冷血」で有名になり、ブルックリンのアパートを引き払った際、管理人がゴミ箱の中から見つけて保存していた草稿を、管理人の死後に甥が発見し、カポーティの死後20年以上を経て、2005年に出版されたものだ。

スカーレットは、オムニバス映画『ニューヨーク、アイラブユー』(08)のために撮影した短編『さすらいびとの靴「ニューヨーク、アイラブユー」より』(09)のメガホンも取った経験があるが、同作は編集段階で全編カットされてしまったのでね今回の作品が実質的な監督デビュー作品となる。「真夏の航海」の映画化作品は2014年撮影予定だ。【UK在住/ブレイディみかこ】