「フィリピンの主張はでたらめ」台湾・外交部/漁船銃撃事件

写真拡大

(台北 17日 中央社)フィリピンの沿岸警備隊が台湾漁船に発砲し、1人が死亡した事件をめぐり、フィリピン当局が「意図的行為ではない」と主張していることについて、外交部は17日、「事実に反しており、全く受け入れられない」とし、馬英九総統も国際法協会のメンバーらと会見した際、「血も涙もない殺人行為だ」と強く非難した。

また、発砲の理由について、フィリピン側は「監視船に船体をぶつけてこようとしたため、仕方なく発砲した」と説明しているのに対し、外交部は、「15.15トンの小型漁船が115.45トンの監視船に衝突しようとするはずがない」と反論、台湾とフィリピンが共にEEZ(排他的経済水域)を主張する海域での漁船への銃撃は「(台湾の)殺人罪に問われるもので、国連海洋法条約にも違反している」と批判した。

台湾では今回の事件を受け、フィリピンに政府による謝罪や賠償、関係者の処罰、漁業交渉の早期開催などを求めているが、15日、「満足な回答がない」としてフィリピン人の就労申請凍結や同国への渡航自粛勧告など複数の制裁措置を発動した。

【写真】 17日午後、海外メディア向けの記者会見に臨む林永楽外交部長(前)

(編集:羅友辰)