『アイアンスカイ』続編決定も監督が北朝鮮に拉致された!? 写真:YouTube

写真拡大

2012年に公開され、SFファンのみならず世界中を巻き込み異例の大ヒットを飛ばした『アイアンスカイ』。1945年のドイツ崩壊後、なんと月の裏側に逃亡していたナチスの残党が力を蓄え、再び地球征服を狙う...というトンデモ設定と、劇中に散りばめられた映画オマージュ&政治風刺が秀逸な傑作SFである。

そんな『アイアンスカイ』の、かねてから噂されていた続編製作がついに決定。監督のティモ・ブオレンソラは前作同様、クラウドファンディング( http://www.indiegogo.com/projects/iron-sky-the-coming-race )で資金集めに奔走しているのだが、その制作費を募るプロモ動画がかなりヤバいので紹介しよう!


【動画】Iron Sky The Coming Race
この動画、なんと監督が北朝鮮に拉致されたという設定! そして人質映像の定番、固定カメラの前で拘束されている...という、かなりリアルなもの。実は前作で、北朝鮮と"将軍様"を思いっきりネタにしていたのだが(「あのUFO群は私たちの偉大な将軍様が自ら設計なさった物だ」と国連で発言した北朝鮮首脳を各国が笑いものにする、というシーン)、そのシーンについて謝罪させよう、ということらしい。そして監督は暴行を加えられ、ボッコボコの血まみれになってゆく...。

「月面ナチスは存在しない」
「将軍様を笑い者にしたことを謝罪する」
「アイアンスカイの続編を作らないことを誓う」

...などと無理矢理言わされる監督は強引に脱走を試みるが、どうやら地下で謎の物体(生物兵器か?)を発見したらしく、必死で真実を伝えようとする。しかし背後からガスマスク姿の不気味な兵士が現れ、再び囚われてしまう。

「謎を解き明かすために手を貸して欲しい」というテロップで終るこの動画。今度の舞台は北朝鮮? しかもモンスターパニックになる!? ...ともあれ、なんとも興味がそそられる映像ではないか!

そもそも前作がブッ飛んでいただけに、続編でどんなに現実離れした設定を採用してきても不思議はない。謎の真相と監督の行く末が心配な方は、是非とも『アイアンスカイ2』への出資にご協力を! 高額出資者はエンドロールに(多分)名前が載るぞ!