海外留学したとき変なあだ名を付けられた件について

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はじめまして。私の名前は「任天堂」です。

冗談でもハンドルネームでもありません。これは私が海外留学時代に呼ばれていた「あだ名」です。

【関連:誰だこんなこと書いたやつは!Wikipediaにある嘘記事】
 
今から遡ること四半世紀前。高校生だった私は、オーストラリアの片田舎に留学しました。当時既にオーストラリアでは、大都市シドニーに多くの日本人留学生が訪れていましたが、知人からの「せっかく留学するならば日本人があまりいないところがいい」という助言もあり、日本人がいない街を選んで留学することに決めたのです。

そして留学初日。朝入学手続きを済ませ、学長室の扉を開けるとそこにいたのは人人人。
幼稚園から高校まである学校だったため、それこそ幼稚園児から高校生まで当時まだめずらしかった“日本人”を見に学長室に押しかけていたのでした。

そんな事情もよく飲み込めないまま、とりあえずどうしようかと困惑していると一人の少年が私に向かって叫んだのです。

「ニンテンドー」

私の心は「?????」で一杯でした。そばにいた、クラスメイトに「なぜ任天堂という言葉を彼らは知っているのか?」と訪ねたところ、「任天堂のゲームがこっちでも流行っているのよ」という回答。

日本人にこれまであまり触れることがなかった環境。そこに訪れた日本人に対して、彼らは唯一知る日本語「ニンテンドー」。その言葉を歓迎も込め投げかけてくれたということらしいのです。

以来、留学期間中は「ニンテンドー」で通すことになってしまった訳ですが、一歩間違えたら「マリオ」になっていた可能性も考えると……。後から妙な安心感をもったことを覚えています。

帰国して四半世紀、そんなこともついぞ忘れていた今日この頃。アメリカに留学経験のある知人との食事の席で「私学生の頃留学先で“ゲイシャガール”って呼ばれていたのよねー」という話題でそのことを思い出しました。

そういえば自分は「ニンテンドー」って呼ばれていたけど、海外留学経験のある他の人達はなんて呼ばれていたんだろう?少し興味を持って調べてみるとあるわあるわ。
「ホンダ」「忍者」は鉄板として、あだ名ではないですがちょっと嫌な呼び方だと「イエロー」。
可愛らしいところなら「おちびちゃん」、「ピーナッツ」。意味不明なところでは「まんじゅう」、「コケシ」。

大半の方は本名に由来するあだ名をつけられるようですが(例:まり子なら“マリー”など)、ちょっと冗談が入ってしまうととにかくとんでもないあだ名を拝命している人も私含め少なくないようです。

ほとんどは、日本に関わるワードが多いようですが、それにしても……というあだ名は多いですね。

後から知ったことですが、海外では自己紹介の後「○○と呼んでほしい」と自分で呼び名を指定しておけば、大体はそれで通せるそう。

日本名は外国人には呼びにくい発音も多いため、海外に行く機会のある方は行く国の発音に応じた自分のあだ名をあらかじめ用意して行った方がいいかもしれませんね。

(文:栗田まり子)