花粉やPM2.5に負けない! 本当に使える空気清浄機を探せ!

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今年の春は特に、花粉、黄砂、PM2.5が大きな話題となり、ますます環境への関心が高まりました。せめて家の中だけでも環境を整えたいと考えた方も多かったはず。そこでがぜん注目を集めたのが空気清浄機ですが、何を買ったらいいのやら……。

空気清浄機の基本について、電器量販店の大手・ノジマで多くの家電を取り扱っている大澤伸明さんにお尋ねしました。

――今年の春は特に空気清浄機の需要が伸びたのでは?

「確かに若干、そういう傾向はあったかもしれませんが、近年はみなさんとても環境への意識が高く、以前から家電売り場の中でも空気清浄機の注目度が高かったんです。もちろん今年は、PM2.5を念頭に置いて購入を決められる方が多いようです」

――売れる価格帯はいくらくらいでしょうか?

「3万円前後といったところです。値段的にも高からず、低からず、ご家庭にとってお手頃といったところではないでしょうか。以前は一家に一台程度だったのが、最近は各部屋に置かれているご家庭も多いみたいです」

――そうなると電気代もバカにならないのでは?

「実は空気清浄機は1日中つけっぱなしでも、電気代は3.3円程度などという機種もあります。意外に安いですよね。ですので、最近はご両親の部屋、お子さんの部屋など、一家で複数台そろえる方も多いんです」

強運転を行うなど、状況により値段は変わりますが、1日3円台の電気代で、いい空気の中で暮らせるならばいいかもしれません。

――空気清浄機に期待するのは、花粉、黄砂、PM2.5への対応だけではなく、ハウスダスト、ペットやタバコの臭いなど多岐に渡ります。用途別に強い機種などはあるのでしょうか? また、機能別に複数台そろえないとダメでしょうか?

「正直言って、今はどの機種もオールラウンダーな性能をうたっていて、どの機種が○○向け、ということはありません。シャープやダイキンあたりの加湿空気清浄機ならば、花粉、ハウスダストなどにも幅広く対応しています」

――先ほど3万前後が売れるとのお話でしたが、値段を見てみるとかなりの幅があります。性能に何か大きな差があるのでしょうか?

「値段の違いは簡単に言えば、風量の違い、電源を立ち上げてから力を発揮するまでの時間の早さの違いです。家に帰ってきて、さっと空気をきれいにしたい方ならお値段の高いもの、少しくらいなら待つわ、という方ならば低いものでもOKということです」

――空気清浄機には13畳用などと適応床面積が書いてありますが、これは13畳の部屋でないと適さないということでしょうか?

「適用床面積についてですが、けしてその床面積にしか対応していないというわけではありません。これは日本電気工業会で定めた試験方法において、30分で空気を清浄できる広さを表した数字なんです。

表記されている床面積が広ければ、それだけ早く部屋の空気をきれいにしてくれるということ。8畳の部屋に13畳用の空気清浄機を使っても、全く問題はありません」

――空気清浄機といえば、プラズマクラスターやナノイーなどの言葉を聞きますが、それらの機能がある空気清浄機は普通の清浄機と何か違うのですか?

「私たちは”出る系”、”吸う系”と呼んでいるのですが、出る系はプラズマクラスターやナノイオンなどのイオンが機械から部屋の中に出て、そして空気中のウイルスやゴミ、菌などを捕まえて不活化させるんです。一方、吸う系はウイルスやゴミ、菌などを吸って不活化させるんです。

どちらがよいとは一既にはいえませんが、前者のタイプだとこんな使い方もできるんです。空気清浄機としての機能は切ったまま、イオンだけは出るようにしておいて、衣類の消臭装置として使うんです。イオンが発生している空気清浄機に衣類をかけると、タバコの臭いや加齢臭などを和らげてくれます。